台湾その日暮らし


by ken1horie
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 「大学で学ぶことは役に立たない」とか「漢文なんて学ぶだけ時間の無駄」といった事が良く世間で言われていますが、個人的には人生に無駄な事はない、と思っています。尤も、その人其々の人生経験や、体験、或いは生きてきた環境が違うので、一概には言えませんし、自分の感覚や経験を一般化するつもりもありません。しかし、役に立つ、立たないだけの二元論で全てが片付くのであれば、多分世の中はもっと単純で、複雑な多くの問題も解決されて、誰でも幸せに暮らせるような社会になっているんじゃないかな、と思うのです。

 私自身はバブル景気がはじけて間もない頃に、高専4年生修了での中退後に社会人になりました。既に就職氷河期に入り始めた頃に、何とか当時の担任の口利きで、とある中小企業に担任の勧めるままに就職しました。そんな経歴ですので、普通高校の事も知りませんし、大学受験とも無縁でした。当然一般的な就職活動がどんなものかのかも知りませんし、そんな感じで社会に出てから何度か転職を繰り返し、そして台湾で語学学校に通い、その後台湾大学に特別な目的もなく入って、現在は台湾のローカル企業に勤務しています。そんな経歴の自分が何か偉そうな事を言えるのか?と言われたら、苦笑いしながら「言えないよね」とバツが悪そうに言うしかないでしょう。

 ただ、大学に関しては、昔から大学で歴史を学びたい、という希望があったので、それを遅まきながら実現できた喜びはありましたし、大学で学ぶ中で、その歴史を学ぶ事の楽しさを知ることが出来たのは、大きな収穫と言えるでしょう。
 私自身が社会人をある程度経験してから大学に入ったことは、今の高校生や20歳近くの人達が大学に入ることと意味合いが異なるかも知れません。また、大学に入ってから感じた事も違うでしょう。しかしながら、個人的に感じた事を備忘録的にブログに残しておく事は、誰かの役に立つ部分もあるのではないか、と思ってこのブログに時々書いています。また、Twitterでの知り合いのしょーじさんのブログを読んで、今回は自分も自分なりに記事にしておこうか、と思った部分もあります。
 自分自身が歴史を大学の4年間、そして大学院での1年間(卒業せずに先日退学手続きをしてきましたが)歴史を学んだ事が、現在の設備機械系の仕事で直接役立つ事はないだろうなとは思うのですが、大学内で学ぶ考え方、物の見方に関しては、実際の業務の中で応用可能だと個人的には思っています。
 具体的に言えば、知らない事に関して自ら調べる事、そして学び続ける事の重要性、と言ったところでしょうか。大学では、リサーチが必要な事に関しての、そのメソッドを学習します。特に図書館の蔵書や参考書籍のリサーチ手法の学習は、必須と言えるでしょう。そういったリサーチの手法は、社会に出てからも業務では必要となる場面が多くあると思います。また私は機械系のエンジニアですが、技術は日々進歩していきます。新しい技術も出現します。それは、学術に関しても同じです。常に最新の技術を学ぶ事が必要であると同時に、歴史研究を行っているのであれば、新たに発掘される資料に対しても敏感である必要があると同時に、最新の学術論文にも目を光らせる必要があります。分野が違えど、学び続ける事の、その姿勢に関して違いは全くないと言えるのではないでしょうか。
 また、私が大学で書いていたレポートのフォーマットですが、これは16歳の時習ったに高専の実習レポートのフォーマットと基本的には変わりがありませんでした。
 そのように、歴史を大学で学んでいた時も、高専で学んだ事が実際に応用が可能で、大変助かった記憶があります。だから、個人的には文系理系(私はここに「工学系」と言うジャンルを付け加えたいですが)との間に違いがあるのか?と問われれば、違いなんて大してないよ、と考えている部分があり、更に言えば、この文系理系と分かれてしまっている状態こそ問題ではないのか?と思うのです。私の指導教授に言わせると、私のこの様な主張に関しては笑いながら、私には社会人としての経験があるから、そう言えるんだよ、という事らしいですが。

 私自身に関しては台湾の大学に進学する事に関しては、それも一つの選択肢である事でしかありません。日本の大学へ行くもよし、それこそ欧米の大学や、中国、シンガポールや香港、韓国等も選択肢としてありでしょう。そして、その選択に関しても、特にどうのこうのはなくて、自分で学びたい事があるならば、その大学へ行けばいいと思うのです。ただ、国外の大学へ行く場合の情報量に関しては、多分そんなには多くないと思います。私も過去の記事で台湾大学に関する事は幾つか書いてはいますが、それも歴史学系に関する内容で、更に突き詰めていけば、あくまでも私個人の経験や体験で、一般化できる様な内容ではありません。
 ただ、大学へ行って学ぶ事に関して、今の日本では非常にお金が掛かる事で、しかも就職市場に関して硬直化しており(そんな中訳の分からない経歴の自分が何とかなっているのは、ひたすら幸運でしかないと思っていますが)、あくまでも大学に入る事は、その先の就職を目的としているためである事が、却って大学選択や、学部選択の幅を狭めてないかな?と思う部分があり、残念にも思う部分があるのです。
 そのような中で、台湾の大学へ進学する選択に関しては、中華民国教育部の奨学金制度もありますし(とは言え近年倍率が非常に高い)、また成績にもよりますが、大学内でも幾つかの奨学金制度があり利用も可能です(私自身もこれには大変助けられました)。日本でも最近は奨学金制度が少しずつ増えてきていますが(私自身は日本で一般的に言われている奨学金に関しては、学生ローンであり、奨学金とは言えないものである事を、ここで改めて主張しておきます)、それでもまだまだと言わざるを得ないと思っています。

 リンクしてあるしょーじさんのブログも、彼が台湾の大学へ進学する事になった、彼自身の経験であり、あくまでも一つの参考でしょう。そして、私がこのブログで書いている台湾大学に関する記事も、また一つの参考でしかありません。それでもなお個人的には、何かしらの参考となりそうな事は、残しておこうと思いますし、またそれが選択肢を広げる一助になれば、と願って止みません。
 ただ、個人的に思うのですが、18歳で大学を選んでその先の人生が固定されてしまうのも、何だか勿体ないような気もするのです。もうすこし就職に関しても硬直していなければ、また働いた後で大学や大学院に、それこそ中卒や高卒で働いてから、高校や大学に戻れる様な社会であれば、なんて思う事も多々あります。それは自分自身が、中国語を始めた年齢や、大学に入った時に年齢を思うと、余計にその様な多様な選択肢が可能な社会になる事を願っているのかも知れません。


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by ken1horie | 2018-02-24 22:23 | 台湾大学留学 | Comments(2)
 台湾で労働ビザ有りの就業について、昨年から何度か書いていますが。福利厚生についてはあまりきちんと書いていなかったと思いますので、今回改めて書いておこうと思います。

 まず、台湾でのローカルで就職した場合の福利厚生ですが、単純に日本と比較した場合、明らかに落ちます。まずは、有給休暇から書きますが、法律で規定されている内容では、就職1年目は有給休暇がありません。2年目に7日間付与されます。その後勤続年数が増えるにしたがって、日数は増えますが、日本の様に1年ごとに1日増える形ではありません。3年以上勤務で7日が10日となり、5年以上で14日、10年以上は、毎年1年ずつ増え、最大30日となっています。台湾の労働部が、休みに関しての計算サイトを公開していますので、こちらで確認すると判りやすいでしょう。
 また、その他の休みの規定も、労働部のサイトで公開されていますので、こちらを参考にするとよいでしょう。
 台湾の場合休日が少ないだ何だと、今揉めている部分がありますが、個人的には休日が少ないんじゃなくて、有給休暇があまりにも少ないのが問題だと思っています。何か突発であった場合に、有給で対応が出来ず欠勤扱いになってしまうのは、やっぱりどうなんだろうか?と思う部分があります。

 健康保険に関しては、台湾にもあります。毎月の給料から、保険費は引かれています。保険代はもしかしたら、給与金額で変わってくるのでしょうが、私の場合は1000元に満たない金額です。余談ですが、台湾の健康保険は、写真入りのICチップ付きカードで、診療履歴が全てICチップに記憶されているので、わざわざお医者さんに過去の病歴を言う必要がない場合もあります。また、複数の病院に通院している場合、薬の飲み合わせに関しても、お医者さんの方で確認出来る様になっています。
 労災保険も、同じ様にあり、やはり健康保険と同じ様に給与から差し引かれています。こちらも、私の場合保険代は1000元に満たない金額となっています。しかし、失業保険は外国人は対象外で、同じく労働年金(日本でいう厚生年金と似たような制度と思って下さい)も対象外となっています(台湾人と結婚している場合は、対象になります)。詳しくは労働部労工保険局のサイトを確認して下さい。

 結局、台湾でローカルでの就職をした場合、給与の面や社会保障の面を考えると、日本よりも劣る面が少なくないので、ある程度先の事も考えておかないと、不安な面があると思います。ヘッドハンティングをされて台湾で働いている場合なんかとは、明らかに違うでしょうし、そういう方は、多分他にも色々と転職や起業等のチャンスなんかもあるのではないでしょうか?例えば、ローカルで働く場合、業種や会社によって違いはあると思いますが、少なくとも中国語は仕事で使えるレベルではないと、非常にキツイでしょう。しかし、私の場合ですが日本で同じ仕事をする場合の1/4~1/2の給与金額である現実を考えると、台湾の給与水準がとても低いレベルであるのが判ると思います(それでも私の給与金額は、台湾では高給の方に入ります)。

 また、台湾で生活する場合、先日のクレジットカードの申し込みの記事アパート探し記事でも書きましたが、色々な申請事や問い合わせに関しては、中国語が必須です。英語で対応してくれる場合もありますが、それでも中国語は必須となるでしょう。これは、あくまでも台北の場合ですが、中南部に行くとなると、これに閩南語(所謂台湾語)も必要となります。

 実際に台湾の場合、それらの現実的な問題がある為に、人材の流出も止まりません。また、外国人を雇用するとしても、給与が一般の台湾人よりも高くなるので、嫌われる部分もあります(それでも、やはり給与水準としては低い)。また、日本の国際的なプレゼンスも低下している中、私の勤務先でも、中国での案件や、中国企業の案件の方が多く、また台湾本社よりも中国支社の方が規模が大きくなっている現実もあり、日本人が必要とされる部分は、少しずつ減っていると思います。

 少なくとも、台湾のローカルで働く場合、尤も会社にもよるのですが(確かに一部では福利厚生のよい会社もある事を耳にしていますが、基本的には台湾の法律に準じている場合が大多数でしょう)、日本並みの福利厚生は望めない、と思っていた方が間違いないでしょう。

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by ken1horie | 2016-10-25 16:29 | 台湾生活 | Comments(0)
 昨年のエントリーで、台湾で仕事を探す記事と、その続編を書きました。また、先日も就職後1年経った記事を書いています。私自身は、台湾での就職に関して今の会社のみでの経験しかないので、他の業界や業種、或いは会社については判りません。しかしながら、台湾のある日本大手企業での現地採用に関して、知り合いから誰か紹介してもらえないか、という話が来たりして、その内容に関して思うと、台湾で中国語が話せ業務が出来る日本人というのが、中々探し難いのではないのか?という感じもしています。
 そもそも、中国語が出来れば、台湾での就職に関して、就職サイトの104人力銀行1111人力銀行を利用して自分で仕事を探す事も可能ですし、台湾での人脈もある程度はあるでしょうから、そのツテで仕事を探す事も可能でしょう。私自身も、現在の仕事は1111人力銀行で目にした会社に応募をして採用をされました。また、友人が働いている会社で欠員が出来たとかいう話も耳にしますし、大学の先輩からも仕事の紹介話なんかもありました。ある日本人の友人は、やはりツテから就職しています。

 台湾には確かに日系の就職紹介会社があります。しかし、それらの会社に登録している日本人の多くが、まず中国語があまり出来ず、それでも台湾に残りたいと希望していると、話を聞いたことがあります。それ故に、そういう日本人は台湾での就職時に足元を見られてしまう現実もあるらしいという事です。
 104人力銀行や、1111人力銀行で応募した場合も、面接の連絡は電話が掛かってくる場合が殆どでしょう。その時に中国語で対応が出来なかった場合、面接場所や時間に関しても、全く判らず面接にたどり着く事は、まず難しいかも知れません。私の場合も、面接の案内は電話で来ましたし、実際の面接は中国語で行われ、最後に日本語が話せる董事長(日本では会長に相当)との面接は、日本語で行われました(余談ですが、董事長は業務でも私には日本語で話す事もあります)。ローカル企業で働く場合、当然中国語は必須となりますし、面接も中国語で行われるのは、当然の事だと思います。そういった場で質問に対し、中国語で素早く対応が出来たり、機転の利いた回答をするには、やはりそれなりの語学力と業務経験や知識等が必要になってくるのではないでしょうか?

 さて、最初に書きましたが台湾で中国語が話せて業務が出来る日本人を探す、というのが意外と難しいのではないのか?と思う原因に、やはり中国の存在もあると思います。昨今に於いては中国の方が労働条件が良いとの話を聞きますし、私の知っている台湾人の中にも、中国で仕事をしている人がそれなりにいます。また、仕事の規模や待遇に関しても台湾より遥かに良く、台湾に戻る気にはなれない、と言った本音も耳にします。当然優秀な人材は、待遇の良い方へ行きますし、待遇の良い場所から離れる気もないでしょう。そういう面から見ると、やはり台湾は労働市場としては魅力に欠ける場所であると言わざるを得ません。じゃあ、何で私は台湾にいるのか?と聞かれれば、自分には実力も運も無いんでしょうな、と溜息交じりに言うか、まだチャンスが巡ってこない、と言うかしかないでしょう。そういう批判に対しては私自身は甘受するしかない、と言うのが本音ですし、苦笑いでそう答えるしかないと思っています。

 結局のところ、私は日本と台湾、しかも台北のみですが、の2箇所での生活経験しかありませんが、日本も台湾も同じ様に現実的な問題があり、それは変わらないという事です。それは、仕事をする上でも変わりません。台湾が理想的な場所でもなく、あくまでも日本と同じように現実的な問題がある社会である事には変わりがありません。そんな中で、これから先もどの様にして生きて行くかは、やはり頭の片隅に常に存在しています。それでも尚、そういった現実と少しでも向かい合って行きたいと思う部分はありますし、そういう現実の部分を少しでも知りたいという部分はあります。そして、それらの事を今後もここに書き残しておければ、と思う部分もあるのです。

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by ken1horie | 2016-10-10 18:11 | 台湾生活 | Comments(0)
 約1ヶ月前に、台湾で仕事を探す内容の記事を書きました。工作許可証(労働許可証)の申請も通り、労働ビザの申請と居留証の延長手続きに関する資料も、会社側に提出したので、ここで記事にしておく事にしました。また、台湾での就職活動に関する質問等を、台湾パソナさんがサイトにまとめていますので、そちらも参考にしてみて下さい。

 台湾での職探しに関しては、以前に書いた記事を参考にしてもらえればいいと思います。内容の重複する部分があるかとは思いますが、実際に採用通知を頂いた後の事を中心に記事にまとめようと思います。

 会社から採用通知を受け取っても、そのまま台湾で会社に勤務出来る訳ではありません。その後、工作許可証(労働許可証)の申請が必要で、この申請が通らないと台湾ではお勤めは不可能です。ですから、採用通知を受け取っても、この工作許可証がおりなければダメで、これに関しては近年その許可が厳しくなっていると、耳にしています。幸いにして私の周りでは、この許可証の申請が通らなかった、と言う話は聞きませんが、こちらに既にお勤めしていて、工作許可証の延長申請に通らなかった方がいるのは知っています。私自身も会社からは工作許可証がおりるかどうかは、判らないと申請時に言われており、多少なりとも不安な日々を過ごしました。
 工作許可証の申請に必要な提出資料は会社から指示がありますので、それを揃えれば良いでしょう。参考としてここに必要資料を書いておきます。あくまでも参考としてです。

 在籍証明書(今までの仕事の経験を証明する為、かつて勤務していた会社が発行する在籍証明書)
 資格証明書(特殊技能があれば、工作許可証の申請が通りやすい)
 学歴証明書(卒業証書、及び中退者であれば、修了証明書。今回私は、台湾大学の卒業証明書と、高専の4年修了証明書を提出しています)
 住居の契約書(住んでいるアパートや家の契約書)
 縦4.5cm、横3.5cmで白の背景の証明写真(スピード写真で可)
 パスポート

 これらの資料のコピーを提出する事になります。在籍証明書の場合、会社を辞めた時にもらっておくのが、一番手間がなくていいでしょう。中小零細企業の場合は、元々在籍証明書のフォーマットがない場合もあり、私は自分でワードで作成して、社判を押してもらった経験もあります。
 在籍証明書に関しては、現在法律が変わり台湾の大学を卒業すれば、就業経験がなくても台湾での就職は可能となりましたが、私の様に文系卒の人間が機械設備関係の会社に就職出来た理由は、日本での機械設計の経験が長いのと、またこれから勤務する会社の事業内容と関係のある業界にいたから、に外なりません。台湾では日本よりも学歴社会で、出身学部が重要視され、時としては成績も場合によっては重要視されるみたいですから、当然大学の卒業学部の制限を就職活動時に受ける事になるでしょう。しかし、これはある意味当然だと思いますし、日本の様に新卒で一括就職で、しかも学校名重視で大学で学んだ内容が重視されない方が、私は有る部分に於いては異常だと思います。
 余談ではありますが、私の知る限りでは、台湾大学の大学部を出た日本人学生の殆どは、日本での就職を目標にしています。上手く大企業に入れれば、当然待遇は良いですし、そう考えるのも、ある意味自然かもしれません。しかし、台湾大学は日本の大学の様な就職予備校ではありません。今後、台湾大学へ留学を考えている方には、そういう部分も考慮して欲しいな、と思っています。つまり、彼らの目には必要なのは旧帝大である台湾大学の卒業資格が必要であって、大学で学ぶことの意味を理解する、知る、と言うのは二の次、三の次なのでしょう。国外で学ぶ事は、他者を他者として認識したり、物事を相対的に捉える良い機会だと思います。また、台湾大学の場合は、周りの学生が優秀なのもあり、彼らから学ぶ部分も少なくはありません。折角の留学の機会を、単に日本での就活目的の為だけに利用し、現地の台湾人学生との交流も殆どせずに過ごすのは、やはり如何なものかと思うのです。

 さて、工作許可証が下りた後には、労働ビザの申請或いはビザの切り替えと、居留証の申請或いは延長となります。こちらも、基本的には会社からの指示に従って資料を集めて、提出すればいいでしょう。そして現在は移民署でまとめてこれらの手続きが可能です。もし、既に居留証を持っているのであれば、学生でも居留期限が切れていなければ、出国してビザの切り替え手続きは必要ありません。
 今回、会社は外交部に確認をしたところ、ビザの切り替えに関しては出国しての手続きが必要だと、ずっと言っていました。私は移民署でビザの切り替えと、居留証の手続きが可能だと伝えて、会社が移民署に確認したところ、それが可能であるとの回答を貰ったとの事でした。外交部と移民署の言う事に食い違いがある事を会社も不思議に感じていましたが、移民署での手続きが実際に可能なので、ビザの切り替え等で会社から出国しての手続きを言われたら、移民署に確認して欲しい、と伝えてみましょう。

 さて、台湾でのお勤めに関してですが、1年目は有給休暇はありません。1年間務めあげてから、7日の有給休暇が付与されます。3年間務めあげて、10日の有給となり、5年間務めあげると14日の有給が付与されます。これは、台湾の法律でそうなっており、台湾の企業では基本的にこの原則に則って有給が付与されます。有給が付与されるまで、私用での欠勤や病欠は、給与からその分差し引かれるので注意が必要です。また、福利厚生に関しても、日本ほどは整っていない印象があります。しかしながら、実際に中小零細企業で働いていた時間が長かった私には、それでも日本で以前働いていた会社よりもマシな部分があります。結局日本の労働基準法も、中小零細企業では全く意味をなさず、労基法違反の問題も大企業にしかスポットが当たらない現状を知る私としては、自分の身は自分で守りつつ、上手に泳いでいくしかないのが、現実なのです。
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by ken1horie | 2015-09-16 18:31 | 台湾生活 | Comments(3)