台湾その日暮らし


by ken1horie
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4カ月が過ぎました

 帰国してから丁度4カ月が過ぎました。新職場での業務は3ヵ月を過ぎ、仕事も一区切りして、また次の段階へと移りつつある毎日です。とは言え、これからもバタバタとする事には変わりはないと思うのですが、何とかかんとか毎日を過ごしています。

 帰国してから、直ぐに新職場での仕事が始まり、バタバタ過ごす中で、Blogの更新を全くしていませんでした。また、その様な毎日でしたので、記事に出来る様なネタもなかった事は否めません。それに加えて、10年ぶりの日本での生活は、多少の慣れも必要でした。

 しばらくの間は、Blogの更新が滞るかも知れません。また、仕事の方も忙しかったり、まだまだ慣れが必要な部分があり、休日には疲れが出てしまい、先ずは自分の体調を整える事を優先する生活も暫く続くと思います。たまたま、今日はパソコンを立ち上げてみたところ、Blogを3月末以来更新していなかったので、近況報告も兼ねて、簡単な記事を書く事にしました。

 もう暫くして、生活が落ち着いたら改めて何か記事が書ければ、と思っています。

 しかし暑い日が続きますね。
 皆さま、体調にだけは気を付けて。

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# by ken1horie | 2018-07-15 21:53 | 帰国後生活 | Comments(0)
 実はこのエントリーは台湾からの帰国前に書く予定でいて、記事自体もほぼ完成していました。しかし、Chromeが固まってしまい、記事の全てが消えてしまった為に、記事自体を書く事を止めてしまったのです。今回、twitterの知り合いの方が台湾旅行に行く予定で、丁度この3日間フリーパスを使うかも知れないという事でしたので、改めて記事にすることにしました。
 注意点として、こちらのフリーパスですが、ネットでの申し込みが必要です。そして、支払い方法はクレジットカードとなります。また、実際のパスや乗る列車の選択は台湾新幹線(以下「高鐵」とします)の窓口で行わなければならない等があります。それらの手間を考慮しても、実際に3日間NT$2200で高鐵が乗り放題になるのは、やはりお得であるとは言えるでしょう。フリーパスの申し込みは、以下のリンクから可能です。

 日本からのアクセスでは、リンク先の金額は日本円での表示となっています。台湾在住時には表示がNT$2200でしたので、アクセス元の地域をサイトが判断している可能性もあると思います。フリーパス購入の手順は、サイトの指示の通りに行えば問題ないでしょう。手順が全て完了すると、購入確認証明のPDFファイルが送られてきますので、そのPDFファイルを印刷したものか、或いはスマホでパスポートと一緒に高鐵各駅任意の窓口にて提示すると、フリーパスが発行されます。
 3月頭の時点では、発行されたフリーパスはこんな感じの表紙でした。
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 中を開いて最初のページは、以下の写真の通りです。
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 まず、こちらのフリーパスの発行は既に上述したように、高鐵各駅任意の窓口で行わなければなりません。そして、乗車予定の列車に関しても、高鐵各駅の窓口で手続きをしなければなりません。ですから、このフリーパスを使う場合は、時間の余裕を見て使わないと、乗る予定の列車に間に合わなくなる事もありますので、注意して下さい。高鐵の窓口は、基本的には並ぶ事は避けられないですし、休日や混雑時は長蛇の列になる事が多いと思います。

 乗車予定の列車の手続きに関しても、高鐵の窓口で行いますが、実際に切符は発券されますが、その切符は渡されません。パスの中にその列車の情報が手書きで書きこまれます。
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 窓口係員が乗車予定の列車の情報を書き込んだ後、発券された切符と照らし合わせての確認を求められる事がありますので、内容に間違いがないのかをきちんと確認して下さい。そして、改札の通り抜けに関しては、係員にこのフリーパスとパスポートを提示して行います。ですから、改札で別のトラブル等が発生していると、改札の出入りが遅れてしまう場合がります。私も3月頭にこのフリーパスを使用した時に、丁度係員が別のトラブルを処理しており、改札を出るまで20分くらい待たされました。

 このような使い方の為、旅行の計画がある程度見えているのであれば、フリーパスの発券時に乗車予定の切符を発券しておいてもらった方が、安全かも知れません。また、これは台湾在住者の方に対しての注意となりますが、こちらのフリーパスはあくまでも外国人専用ですので、手続き時に居留証は対応していません。パスポートを必ず持参して手続きをして下さい。これは、改札の出入りに関しても同じとなります。

 色々と、使い方に面倒な部分があるとは思いますが、それでも3日間乗り放題でNT$2200は魅力的と言えるでしょう。日帰りで台北から高雄へ行く場合でも、通常指定席であれば、片道NT$1490、往復ではNT$2980となる為に、このパスを使う方がお得です。また、KKdayではこの他高鐵の外国人専用20%割引サービスも提供しているので、用途に合わせてこちらを選択するのもいいかも知れません。

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# by ken1horie | 2018-03-21 14:11 | 台湾生活 | Comments(0)

帰国しました

今月の半ばに台湾から日本へと戻ってきました。前職は2月末で退職し、日本では今月末から新しい職場での勤務が始まります。今後このブログでの台湾情報は減ると思いますが、ブログ自体は継続していこうと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。

日本へと戻ってきた理由は至ってシンプルで、家庭の事情と、そんな折に偶々日本での仕事の話があり、それが決まった為に戻ってきました。台湾での生活に対して未練がないのか?と言われれば、中国語でいう「捨不得」な感情はありましたが、色々な条件や事情も考慮して今回の結論に至りました。

私自身は台湾と日本のどちらがいい、悪い等を言うつもりはありません。台湾ではローカル企業にローカル採用で勤務していましたし、中国語での業務が日常でした。しかも勤務していた業界は台湾で言う「伝統産業」、つまり製造業での仕事でしたので、台湾の違った面での現実を知る機会が少なくなかったと思います。やはり、台湾の製造業の雰囲気は、日本の製造業に似た部分があり、総じて保守的で家父長制的な感じが強い印象を受けました。また、そんな中で仕事をしていて、中国語での一般的な意思疎通が問題なく、ほんの少しだけでしたが台湾語も判る状態ですと、当然空気を読む必要もあり、日本でお勤めをしていた時とは、あまり変わらない感覚もありました。当然、気を遣うところは日本とは違っていますが、それでも気遣いや空気を読むことは、その社会に慣れれば慣れる程必要になってくるのではないのかな?と思いました。実際に言葉が判る状態で、長くその場所に住んでいれば、現実も見えてきて好きとか嫌いとか、そういう感情はなくなってくると思います。それを踏まえた上で自分がどう生きていくのかは、また別な問題の様な気もしています。

日本に戻ってきてから、まだ時間がそれほど経っておらず、戸惑う場面も少なくありません。買い物をすれば、どのお店に行っても店員さんがとても丁寧で却って戸惑ってしまったり、その反面役所や携帯電話の契約に関しては煩雑な感じが否めませんでした。それでも、全体的に各所での対応は丁寧で、本当に助かりました。実は今回購入した部屋の照明が配送途中で壊れてしまったらしく、交換をお願いしたのですが、お店側から特に何か言われる事もなく、あっさりと済んでしまいました。台湾でこの手の交換をする場合、非常に面倒であったり、店側が対応を嫌がったりする事も少なくありません。余談ですが、この点PChome24hは初期不良等の交換対応が良く、私も結局はPChome24hばかりを使うようになっていました。

だから、と言う訳ではないのですが、個人的には、こういう店員さんの丁寧な対応に対する感動は、忘れないようにしたいな、と思っています。これが普通ではなく、あくまでも特別な状態であると。寧ろ台湾の日常での対応の方を忘れないようにしておこう、と思いました。

まだ、部屋の整理や生活の立ち上げは済んでいない状態ですが、それでも少ずつ生活は軌道にのってきています。新しい職場への出勤も、もう少しで始まります。今後の生活がどのように変化していくのかは、まだ私にも判りません。しかしながら、一つだけ嬉しい事は、帰国が、新しい生活のスタートが桜の開花に間に合った事でしょうか。約10年台湾で生活していて、昨年は偶々桜の時期に帰国が出来ましたが、それはさておいても今年はゆっくりとお花見が出来そうです。新しい生活に不安がない訳ではありませんが、それでも何とかやって行ける、そんな気がしています。


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# by ken1horie | 2018-03-20 16:04 | 帰国後生活 | Comments(0)
 「大学で学ぶことは役に立たない」とか「漢文なんて学ぶだけ時間の無駄」といった事が良く世間で言われていますが、個人的には人生に無駄な事はない、と思っています。尤も、その人其々の人生経験や、体験、或いは生きてきた環境が違うので、一概には言えませんし、自分の感覚や経験を一般化するつもりもありません。しかし、役に立つ、立たないだけの二元論で全てが片付くのであれば、多分世の中はもっと単純で、複雑な多くの問題も解決されて、誰でも幸せに暮らせるような社会になっているんじゃないかな、と思うのです。

 私自身はバブル景気がはじけて間もない頃に、高専4年生修了での中退後に社会人になりました。既に就職氷河期に入り始めた頃に、何とか当時の担任の口利きで、とある中小企業に担任の勧めるままに就職しました。そんな経歴ですので、普通高校の事も知りませんし、大学受験とも無縁でした。当然一般的な就職活動がどんなものかのかも知りませんし、そんな感じで社会に出てから何度か転職を繰り返し、そして台湾で語学学校に通い、その後台湾大学に特別な目的もなく入って、現在は台湾のローカル企業に勤務しています。そんな経歴の自分が何か偉そうな事を言えるのか?と言われたら、苦笑いしながら「言えないよね」とバツが悪そうに言うしかないでしょう。

 ただ、大学に関しては、昔から大学で歴史を学びたい、という希望があったので、それを遅まきながら実現できた喜びはありましたし、大学で学ぶ中で、その歴史を学ぶ事の楽しさを知ることが出来たのは、大きな収穫と言えるでしょう。
 私自身が社会人をある程度経験してから大学に入ったことは、今の高校生や20歳近くの人達が大学に入ることと意味合いが異なるかも知れません。また、大学に入ってから感じた事も違うでしょう。しかしながら、個人的に感じた事を備忘録的にブログに残しておく事は、誰かの役に立つ部分もあるのではないか、と思ってこのブログに時々書いています。また、Twitterでの知り合いのしょーじさんのブログを読んで、今回は自分も自分なりに記事にしておこうか、と思った部分もあります。
 自分自身が歴史を大学の4年間、そして大学院での1年間(卒業せずに先日退学手続きをしてきましたが)歴史を学んだ事が、現在の設備機械系の仕事で直接役立つ事はないだろうなとは思うのですが、大学内で学ぶ考え方、物の見方に関しては、実際の業務の中で応用可能だと個人的には思っています。
 具体的に言えば、知らない事に関して自ら調べる事、そして学び続ける事の重要性、と言ったところでしょうか。大学では、リサーチが必要な事に関しての、そのメソッドを学習します。特に図書館の蔵書や参考書籍のリサーチ手法の学習は、必須と言えるでしょう。そういったリサーチの手法は、社会に出てからも業務では必要となる場面が多くあると思います。また私は機械系のエンジニアですが、技術は日々進歩していきます。新しい技術も出現します。それは、学術に関しても同じです。常に最新の技術を学ぶ事が必要であると同時に、歴史研究を行っているのであれば、新たに発掘される資料に対しても敏感である必要があると同時に、最新の学術論文にも目を光らせる必要があります。分野が違えど、学び続ける事の、その姿勢に関して違いは全くないと言えるのではないでしょうか。
 また、私が大学で書いていたレポートのフォーマットですが、これは16歳の時習ったに高専の実習レポートのフォーマットと基本的には変わりがありませんでした。
 そのように、歴史を大学で学んでいた時も、高専で学んだ事が実際に応用が可能で、大変助かった記憶があります。だから、個人的には文系理系(私はここに「工学系」と言うジャンルを付け加えたいですが)との間に違いがあるのか?と問われれば、違いなんて大してないよ、と考えている部分があり、更に言えば、この文系理系と分かれてしまっている状態こそ問題ではないのか?と思うのです。私の指導教授に言わせると、私のこの様な主張に関しては笑いながら、私には社会人としての経験があるから、そう言えるんだよ、という事らしいですが。

 私自身に関しては台湾の大学に進学する事に関しては、それも一つの選択肢である事でしかありません。日本の大学へ行くもよし、それこそ欧米の大学や、中国、シンガポールや香港、韓国等も選択肢としてありでしょう。そして、その選択に関しても、特にどうのこうのはなくて、自分で学びたい事があるならば、その大学へ行けばいいと思うのです。ただ、国外の大学へ行く場合の情報量に関しては、多分そんなには多くないと思います。私も過去の記事で台湾大学に関する事は幾つか書いてはいますが、それも歴史学系に関する内容で、更に突き詰めていけば、あくまでも私個人の経験や体験で、一般化できる様な内容ではありません。
 ただ、大学へ行って学ぶ事に関して、今の日本では非常にお金が掛かる事で、しかも就職市場に関して硬直化しており(そんな中訳の分からない経歴の自分が何とかなっているのは、ひたすら幸運でしかないと思っていますが)、あくまでも大学に入る事は、その先の就職を目的としているためである事が、却って大学選択や、学部選択の幅を狭めてないかな?と思う部分があり、残念にも思う部分があるのです。
 そのような中で、台湾の大学へ進学する選択に関しては、中華民国教育部の奨学金制度もありますし(とは言え近年倍率が非常に高い)、また成績にもよりますが、大学内でも幾つかの奨学金制度があり利用も可能です(私自身もこれには大変助けられました)。日本でも最近は奨学金制度が少しずつ増えてきていますが(私自身は日本で一般的に言われている奨学金に関しては、学生ローンであり、奨学金とは言えないものである事を、ここで改めて主張しておきます)、それでもまだまだと言わざるを得ないと思っています。

 リンクしてあるしょーじさんのブログも、彼が台湾の大学へ進学する事になった、彼自身の経験であり、あくまでも一つの参考でしょう。そして、私がこのブログで書いている台湾大学に関する記事も、また一つの参考でしかありません。それでもなお個人的には、何かしらの参考となりそうな事は、残しておこうと思いますし、またそれが選択肢を広げる一助になれば、と願って止みません。
 ただ、個人的に思うのですが、18歳で大学を選んでその先の人生が固定されてしまうのも、何だか勿体ないような気もするのです。もうすこし就職に関しても硬直していなければ、また働いた後で大学や大学院に、それこそ中卒や高卒で働いてから、高校や大学に戻れる様な社会であれば、なんて思う事も多々あります。それは自分自身が、中国語を始めた年齢や、大学に入った時に年齢を思うと、余計にその様な多様な選択肢が可能な社会になる事を願っているのかも知れません。


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# by ken1horie | 2018-02-24 22:23 | 台湾大学留学 | Comments(2)
 2017年も、もう少しで終わり、あと半日もすれば2018年を迎えます。
 今年も色々とありました。仕事も多忙で、また国外出張も数多くあり、8月半ばから10月頭まで、体調を崩していた時期もありました。それでも、その後体調を持ち直し、平安無事に2018年を迎えられそうです。

 特に今年がどうのこうの、と言うのはありませんが4月に日本へ一時帰国した折、約10年ぶりに満開の桜を目にした時には、ああ本当に綺麗だなぁ、と思いました。またこの時にα33から新しく富士フィルムのX-T20ミラーレス一眼レフカメラに買い替え、今年は写真を撮る事も再開しました。そして、今年中で閉鎖されてしまう予定の濱江街180巷で何度か写真撮影が出来たことは、その場の記録を残せたと言う意味でも良かったかな、と思っています。出来れば台湾の東側にでも行って写真を撮れればよかったのですが、これはまた機会を改めて時間を見つけてみようと思います。

 写真を撮る事に関しては、今年後半は仕事も忙しく、時間も見つけることが出来なかったことが若干悔やまれます。仕事は忙しくとも、やはり自分の趣味が、例えば写真を撮ったり、本を読んだりする時間がないと、自分はダメなんだな、とも改めて思いました。どうも仕事を含めて日々の生活だけに追われていると、気持ちも荒んできますし、正にライフワークバランスに関しては、考える部分もありました。

 そう言えば今年は初めて九州に行きました。初九州は出張で行った宮崎でしたが、食べ物も美味しく、また出張期間は宿泊先と仕事に関係した場所との間の移動だけでしたが、日の出や日の入りの景色は美しく、旅行で行ってみたくなりました。九州には友人も住んでおり、一度遊びに行きたいと常々思っていましたが、来年には時間を作って遊びに行ければいいな、とも思っています。
 台湾から宮崎へは、桃園空港から、水曜日と土曜日に直行便が出ており、また飛行時間も2時間くらいと、東京へ行くよりも身近に感じます。宮崎空港近くのレンタカー営業所では、中国語での対応も可能な所もありました。イオン宮崎店では免税処理手続きも可能で(宮崎市内で見かけたドン・キホーテも大きく免税対応している旨の看板がありました)、その処理も手馴れていたのが印象的でした。

 さて、来年はどんな年になるのでしょうか?
 不安定な世界情勢が続いているなか、未来が中々見えにくく混沌としている感じもしますが、ニュース等で報道されていること以外にも、色々な事件や衝突が起きている今だからこそ、多くの人々の平和と、幸せと、そして健康を願わずにはいられません。

 最後に、相変わらず月一程度の更新ですが、このブログは来年も続けていきたいと思っています。時々は思い出して、覗いていただいた時に、記事が更新できていればいいな、と思っています。
 そして、今年も色々とお世話になりました。心を込めて、皆様方には有難う御座いました、と伝いたいと思っています。
 また、来年もよろしくお願い致します。
 希望だけは箱の中に残っているのですから。

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# by ken1horie | 2017-12-31 14:27 | | Comments(0)
 海外での生活で、同調圧力がないのか?と問われたら、台湾の場合だと、それはないと自分は答えます。多分、台湾で生活している日本人其々の立場が違うと思うので、あくまでも自分の場合は、と前置きした上での話なのですが。恐らく、台湾に来たばかりで、中国語もあまりよく判らない状態であれば、同調圧力を感じずに過ごせると思います。自分も台湾に来た当時は中国語が話せませんでしたし、何しろ1年か2年したら帰る気でいたのもあって、周りの事をあまり気にしていない部分が確かにありました。留学で台湾に来たとしても、日本へ帰る、またその後に他の国へ行く、となれば、やはり現地の生活には深く関わる事はあまりないかも知れませんし、その必要もないでしょう。これは、駐在の方も同じではないでしょうか?

 私は台湾以外の外国で生活した事がないので、他の国の事は判りません。ですが、台湾の場合、少なくともお客さんでいられると快適に過ごせると思います。正に、台湾人の「好客(お客様をもてなす事が好き)」な性格を、お互いに上手に利用しながら過ごす事になると思います。ましてや、社会的地位が高い人であれば、余計にその確率は高くなるでしょう。そういう意味では、台湾の人達はお客さんを相手にするが上手だなぁ、と感じる時がままあります。しかし、現在の自分の様にローカル採用でローカル企業で働き、仕事上では中国語と片言の台湾語で過ごしていると、やっぱり台湾も同じように同調圧力や村社会的な感覚ってあるんだなぁ、と言わざるを得ません。ましてや、私の場合は台湾で「伝統産業(所謂一般製造業)」と呼ばれている業界の中で仕事をしていると、余計に同調圧力や村社会的な感覚を目の当たりにする機会があります。


 以前の記事にも書いていると思いますが、現在働いている場所と、台湾大学にいた時の雰囲気は全く違います。台湾大学の場合は、ある意味リベラルで、ポリティカルコレクトネス的な空気も多少はあり、また多様な意見に対して寛容な部分がありました。少なくとも、私が過ごしていた部分では、の話ですが。しかし、現在の働いている環境は、日本の製造業の雰囲気とあまり変わらず、保守的で所謂おっさんの世界です。私自身、日本でも少なくない時間を製造業に身を置き仕事をしていましたが、仕事内容よりも、この保守的でおっさんの世界が、堪らなく嫌でした。今でも、そういうのは好きではないし、やっぱり慣れないなぁ、と思いながら過ごしています。私自身は、そういう保守的なおっさんの世界に対して批判的ではありますが、それは時代を反映している部分もあるので、仕方ないな、と思う部分があります。個々の人達は、良き人たちでもありますし、所謂普通の人達と言えるでしょう(当然その普通である、という部分に対して定義づけは必要でしょうが、この記事は学術論文ではないので、敢えてこのような表現とさせて下さい)

 台湾では転職や独立して会社を興すのが、日常的であるとも聞いていましたが、自分の周りの人たちの話を聞いていると、割と会社を去った人たちに対して「裏切りやがって」とか「逃げやがって」てという感じの言葉を耳にします。そういったギャップも、もしかしたら外国人と言う立場では耳にする機会は殆どないのかも知れません。ですから、私自身は、そういった村社会的な感覚から発せられた言葉に違和感を感じずにはいられませんでした。現在台湾で生活していて、自分が外国人である事を感じながら生きていますが、でもある程度はこの場所に同化している部分があると思います。そういう同化してしまった部分や、現実的な側面を知っている場合、やはり「お客さん」として台湾にいる場合には耳にすることが出来ない現実的な話を聞く機会があると思います。そして、自分が同調圧力を感じてしまうのも、そういった現実的な側面を知っていたり、この場所で生きている人たちの言葉の、その語感をある程度感じられる様になったから、かも知れません。

 ローカルで暮らすモノリンガルの人達と一緒に長い時間を過ごす機会というのは、外国人にとっては多くはないでしょう。ましてや、その場所で一生を過ごす人たちと共に働く機会も、あまりないかも知れません。そして、彼らの本音を聞く機会も、そんなにあるとも思いません。私自身も台湾について多くを知っている訳ではありませんし、生活の場はあくまでも台北が中心です。台北以外の場所の事は知らないと言ってもいいでしょう。私自身がこうして書いている記事も、台北での生活の全てを表している訳ではありません。そして、それは私の目や感覚を通した内容で、側面的な部分でしかありません。全てが見えている訳ではありませんし、あくまでも私を通しての断片的な事でしかないでしょう。ただ、それだとしても外国には同調圧力がない、村社会的ではない、という言説に対し、多少なりとも異を唱えたい部分があるのは、間違いありません。結局、外国でもマジョリティーは、その場所から一生離れる事がないモノリンガルの人達ではないか、と思うからです。そういう事も頭に入れながら、国際化の意味を問うたりする必要があるのではないか、とぼんやりと思うのです。

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# by ken1horie | 2017-11-26 15:09 | 台湾生活 | Comments(0)
 先月末、偶々ふらりと板橋の林家花園へ行ってきました。板橋林家と言えば台湾の五大家族として有名で、清朝台湾の後期から、日本統治時代の間には、正に台湾で一二を争う富豪としても有名でした。多くの事業も手広く行っており、台湾史を語る上でも、外せない一族であることは間違いありません。その林家の華やかな生活の一端を知る事が出来る場所が、林家花園で、板橋林家の旧邸でもあり、また現在は古蹟として保護されています。公式サイトもありますので、リンクを貼っておきます。
 台北の観光では、あまり来る様な場所ではないかも知れません。歴史に興味が合ったり、古い建築物等に興味がない場合は、あまり面白い場所ではないかも知れません。現在は入場料80元が徴収されますが、古蹟の維持経費を考えると、致し方ないと思うのが、正直なところです。しかし、以前に行った時よりも、庭園内は整備されている様な印象は受けました。
 因みに、台湾の大学や大学院に留学されている場合は、学生証提示で無料参観出来ます(語学中心の学生証が有効であるかは、確認しておりません。語学留学の方は、問い合わせてみてください)。

 今回久しぶりにカメラを持って行ってきたので、撮った写真はFlickrの方にアップしてアルバムとしてまとめておきました。写真自体は15枚しかありませんが、それでも庭園の雰囲気の一端を知る事が出来ると思います。2011年1月末にも、ここを訪れていて、Flickrの方には数枚の写真がアップされています(多分冬休み中に、ふらりと行ったのでしょう。ブログにも1枚だけ写真を上げて記事にしていました)。
 庭園の中では、カメラを抱えた撮影グループの方々がいたり、モデルさんと撮影会をしていたり、また中国の昔の服装でコスプレをした方が写真撮影をしていたりしていました。そんなにたくさん観光客がいる場所でもありませんので、のんびりと庭園の中を散歩する様な形で歩くといいと思います。また、中国語と英語のガイドさんもいます(日本語に関しては未確認、但しガイドパンプレットは有り)。
 さて、この板橋林家花園ですが、この周りには何かほかに観光が出来るところがないのか?と言われると、思いつくのは、媽祖廟の慈惠宮や、板橋区農会スーパーくらいでしょうか。因みに板橋区農会スーパーは、台湾土産を買うにも便利な所です。台南玉井のドライマンゴーや、南投魚池郷の紅茶等が売っており、また烏龍茶類もあります。私は個人的にも、時々このスーパーで、「初蕊」とネーミングされた紅玉(台茶18号)の春茶を買いますし、お土産にすることもあります。また、色々な地方のお米もあるので、お米を買いに行ったりもします。

 台湾観光の場合、どうしても日本人を対象とした場合は、日本統治時代と関連した内容に目が行きがちになると思いますが(とは言え、台湾史の研究に片足を突っ込んでいた身としては、それもどうなんだろうと思う事が多々あります。日本ではあまり知られていない、日本統治時代の陰の部分を知っている身としては、やるせない気持ちになる部分は、間違いなくあります)、日本統治時代以前の清朝の時代にも、また色々な歴史がある事を、少しでも知って欲しいと思うのです。



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# by ken1horie | 2017-10-10 17:42 | 台湾 | Comments(0)
目標とかなりたい自分とかはなかった、と言い切れないですが「必ずこうなりたい!」みたいな事は、あまり思ったことがありませんでした。そもそも私は身体が弱かったし、家庭の経済状況も良くなかった事や、その他の要因もあって色々と諦めてばかりだったと思います。今でも、こう言う風になりたいなぁ、とかこうなれば良いなぁ、と言う漠然とした気持ちや野望はありますが、それを必ずしも達成したいとは考えていません。側から見たら優柔不断でしかないと思いますが、環境的要因というのは自分では如何ともし難いのを嫌という程経験しているからかも知れません。

今台湾に居るのも、望んで居るわけでもない部分があります。台湾の生活に関しても中国語が話せる状態になった現在では特に大きな問題はないですし、続けようと思えば続けられるでしょう。でも、それを無理して続ける気もないのです。自分にとって「ここじゃないと絶対にダメだ」という感覚とは程遠い状態で毎日過ごしていますし、他にチャンスがあれば私は喜んで行くでしょう。

自分自身がこのブログで台湾の大学への留学を希望して居る方にはある程度目標や目的を持って来た方が良いよ、と度々書いてはいますが、あくまでも一般論として書いている部分があり、自分の今までの過去を振り返ると偉そうな事を言えるとも思えないのは、また事実です。

それでも、自分の中には理想みたいなものはあって、それは少しずつでも実現できれば良いかな、と思う事は時々あります。年齢や生活状況を考えると、何を今更みたいな感じにはなりますが、でも諦め切っていた大学で歴史を学ぶ事が出来たのは、自分にとっての人生の転機だったとも思います。そして、4年間と1年間で休止したままの大学院生活と、そしてこの2年間も続いている台湾でのお勤め生活が、自分に色々な角度の視点や考え方を与えてくれたことは否定できないと思っています。

私は幸いにして、何となく漠然と思っていたことが、少しづつですが実現していて、それが自分を前に進ませてくれる原動力となっている気もします。私自身、信念とか、強い意志を持ち得るほど肉体的にも精神的にも強くありません。元々そういうのも好きではない、というのもありますが……。

だから、自分には実力があるとか、才能があるとも思えないですし、たまたま続けて来られたことが、何とか役に立っていて幸運だったのかな、と思っている部分があります。また、周りの人達にも沢山助けられましたし、アドヴァイスとかも貰えたりして来ました。

自分自身が何か意識してここまで人生を歩んで来た感じは今でもしません。それが良いのか悪いのか、も判りません。今でも迷うし分からないことも沢山あります。ああ、でももしかしたら色々なことを諦めて来たんじゃなくて、横に一時的に置いてきただけなのかも知れません。本人はその当時諦めたと考えていたとしても。もしかしたら、そうやって横に置いてきたものを、出来そうになった時に一つ一つ、箱から取り出しているのかも知れません。実際に諦めたものも、少なくないとは思いますが。

自分でも自分のことは良く解らないし、多分この先も解らないと思います。でも、やっぱり色々なことは知りたいし、色々な場所にも行きたい。新しい技術とかにも相変わらず興味があります。

相変わらず取り留めのない記事ですが、最後に。台湾生活10年目に突入しました。本当にこんなに長く台湾にいるとは思いませんでした。これも緣分なんですかね。特に意識もしていませんし、この先もどうなるかは判りませんけれど……。

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# by ken1horie | 2017-09-19 10:59 | | Comments(2)