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台湾その日暮らしが終わり、2018年3月に帰国しました。


by ken1horie
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台湾への語学留学 学校編その1

 台湾への語学留学の質問がこのblogのコメント欄に書かれていたのもあり、ちょっと記事としてまとめてみようと思いました。学校編から始めようと思います。
 ですが、私は師大国語中心で勉強していた為、他の学校の感じは判りません。友達に、政治大学華語文教学中心で勉強した友達がいるので、話は聞きましたが、実際に自分が体験した訳ではない事を、お断りしておきます。
 まず最初に、台湾の大学付属の語学センターは、実際には大学ではありません。卒業も、ありません。1学期の期間は、3ヶ月間です。

 まず、師大国語中心から。
http://web.mtc.ntnu.edu.tw/mtcweb/
 台湾への語学留学では、一番有名な学校です。私も通っていましたが、個人的には、あまりお勧めの学校ではありません。授業の感じは、かなり緩い感じでした。また、私の知っている日本人でも、遊びに来ている事を公言している人さえいます。また、これは日本人ではありませんでしたが、国語中心のパソコン室で、エロ動画を観ていた生徒も、いました(これには流石に驚いた。)。
 ただ、世界各国から学生が来るので、色々な国の友達が出来て、いい刺激になります。
 場所も台北市内の中心に近く、交通の便もよく、近くに夜市もあり、生活環境は良いです。また、学校主催のイベントが数多くあるので、安く旅行に行けたり、季節季節のイベントを体験出来たりします。某日系派遣会社の台湾総経理(日本で言うと部長クラスと言えばいいでしょうか。因みに日本人。)は師大で1年勉強した所で、日本人は使い物にならない、とはっきり言っていたそうで、あながち的外れな表現ではないかも知れません。
 しかしながら、本気で勉強する、強い意思があるのであれば、私は学校としては悪くないと感じています。理由としては、高いレベルのクラスもある事、レベルの高いクラスでの教科書の選択幅が、広い事。ある程度のレベルになってしまうと、他の学校では、クラスがない場合があるのですが、師大は、まず問題はないと思います。また、日本人も多く、台湾での生活の情報を集め易いです。
 授業の方式は、普通班と密集班に分かれています。普通班は、1日2時間の授業で1週間で1課終わるくらいのスピード、密集班は、1日3時間の授業で3・4日間で1課終わらせる速度で授業が進みます。ビザの関係で、普通班の生徒は、補課を受ける(図書館で勉強したり、視聴覚室でテープを聴いたり、DVDを見たり等。)が必要になります。学費も、密集班は普通班に比べて割高です。授業の雰囲気については、先生次第で、厳しい先生は極端に厳しく、緩い先生は、極端に緩いです。極端な例ですが、以前私が密集班で勉強していた時、以前のクラスメイトは普通班で勉強していましたが、以前のクラスメイトの普通班の方が、授業内容が厳しかった、なんて事がありました。
 余談ですが、自分が通っていた時は、学校の先生の殆どが、政治的には国民党寄りでした。

 政治大学華語文教学中心
http://mandarin.nccu.edu.tw/chinese/index.php
 友達が行っていました。交換留学生が多いので、もしここで中国語を学ぶなら、9月から開始するのがいいと思います。授業は1日3時間、中間テストや期末試験もあるらしいです。授業の雰囲気も、師大に比べて、厳しく、全く話せない状態から台湾で中国語を学ぶのであれば、個人的には一番良いのでは?と思っています。
 ただし、場所が不便な所にあり、台北市の中心部から離れているので、遊びたい人には、不向きかも知れません。とは言え、猫空や動物園が近いので、猫空でお茶を飲むのが好きな人とかには、よいでしょう。
 師大の友達から聞いた話ですが、友達のクラスメイトに、政治大学から移って来た人が居たそうです。その政治大学で学んでいた人は「師大は授業が緩いので、不安だ。」と言っていたそうです。全てがそう、と言う訳ではないでしょうが、少なくとも、政治大学の方が授業内容が厳しいと言われている、いい一例ではないでしょうか。

2014.02.11追記
 改めて読み返して、少し内容に修正を加えたのと同時に、その場所に住んでいるだけでは、やはり外国語を覚えるのは、非常に難しいのも知っており、そういう事を踏まえると、台湾に来て中国語を学ぶ、と言う機会を出来るだけ上手に生かして欲しいな、と思います。
 このblogでも幾つかの学校を紹介していますが、私自身はビザ変更等が面倒で、師大国語中心のみにしか通っていなかったので、各学校の比較が出来ません。政治大学華語中心や、台湾大学語学中心に通っていた人を何人か知ってはいますが、伝え聞いている内容では、師大国語中心より、良さそうな印象はありました。
 何度か書いていますが、台北は特に中国語は話せなくても、それなりに生活出来てしまいますし、英語を話せる人も、少なくない印象があります。また、語学学校でも、授業を離れると英語で会話をしている学生の姿が日常的でもあり、逆に英語を話せない人であれば、それとチャンスと捉えて、中国語で話す機会を多く作ってもいいと思います。
 既に語学学校から離れてしまって久しいですが、それでも、過去のエントリーが少しでもお役に立てば、と思っています。
by ken1horie | 2010-03-20 11:23 | 台湾語学留学 | Comments(0)