台湾その日暮らし


by ken1horie
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 約1ヶ月前に、台湾で仕事を探す内容の記事を書きました。工作許可証(労働許可証)の申請も通り、労働ビザの申請と居留証の延長手続きに関する資料も、会社側に提出したので、ここで記事にしておく事にしました。また、台湾での就職活動に関する質問等を、台湾パソナさんがサイトにまとめていますので、そちらも参考にしてみて下さい。

 台湾での職探しに関しては、以前に書いた記事を参考にしてもらえればいいと思います。内容の重複する部分があるかとは思いますが、実際に採用通知を頂いた後の事を中心に記事にまとめようと思います。

 会社から採用通知を受け取っても、そのまま台湾で会社に勤務出来る訳ではありません。その後、工作許可証(労働許可証)の申請が必要で、この申請が通らないと台湾ではお勤めは不可能です。ですから、採用通知を受け取っても、この工作許可証がおりなければダメで、これに関しては近年その許可が厳しくなっていると、耳にしています。幸いにして私の周りでは、この許可証の申請が通らなかった、と言う話は聞きませんが、こちらに既にお勤めしていて、工作許可証の延長申請に通らなかった方がいるのは知っています。私自身も会社からは工作許可証がおりるかどうかは、判らないと申請時に言われており、多少なりとも不安な日々を過ごしました。
 工作許可証の申請に必要な提出資料は会社から指示がありますので、それを揃えれば良いでしょう。参考としてここに必要資料を書いておきます。あくまでも参考としてです。

 在籍証明書(今までの仕事の経験を証明する為、かつて勤務していた会社が発行する在籍証明書)
 資格証明書(特殊技能があれば、工作許可証の申請が通りやすい)
 学歴証明書(卒業証書、及び中退者であれば、修了証明書。今回私は、台湾大学の卒業証明書と、高専の4年修了証明書を提出しています)
 住居の契約書(住んでいるアパートや家の契約書)
 縦4.5cm、横3.5cmで白の背景の証明写真(スピード写真で可)
 パスポート

 これらの資料のコピーを提出する事になります。在籍証明書の場合、会社を辞めた時にもらっておくのが、一番手間がなくていいでしょう。中小零細企業の場合は、元々在籍証明書のフォーマットがない場合もあり、私は自分でワードで作成して、社判を押してもらった経験もあります。
 在籍証明書に関しては、現在法律が変わり台湾の大学を卒業すれば、就業経験がなくても台湾での就職は可能となりましたが、私の様に文系卒の人間が機械設備関係の会社に就職出来た理由は、日本での機械設計の経験が長いのと、またこれから勤務する会社の事業内容と関係のある業界にいたから、に外なりません。台湾では日本よりも学歴社会で、出身学部が重要視され、時としては成績も場合によっては重要視されるみたいですから、当然大学の卒業学部の制限を就職活動時に受ける事になるでしょう。しかし、これはある意味当然だと思いますし、日本の様に新卒で一括就職で、しかも学校名重視で大学で学んだ内容が重視されない方が、私は有る部分に於いては異常だと思います。
 余談ではありますが、私の知る限りでは、台湾大学の大学部を出た日本人学生の殆どは、日本での就職を目標にしています。上手く大企業に入れれば、当然待遇は良いですし、そう考えるのも、ある意味自然かもしれません。しかし、台湾大学は日本の大学の様な就職予備校ではありません。今後、台湾大学へ留学を考えている方には、そういう部分も考慮して欲しいな、と思っています。つまり、彼らの目には必要なのは旧帝大である台湾大学の卒業資格が必要であって、大学で学ぶことの意味を理解する、知る、と言うのは二の次、三の次なのでしょう。国外で学ぶ事は、他者を他者として認識したり、物事を相対的に捉える良い機会だと思います。また、台湾大学の場合は、周りの学生が優秀なのもあり、彼らから学ぶ部分も少なくはありません。折角の留学の機会を、単に日本での就活目的の為だけに利用し、現地の台湾人学生との交流も殆どせずに過ごすのは、やはり如何なものかと思うのです。

 さて、工作許可証が下りた後には、労働ビザの申請或いはビザの切り替えと、居留証の申請或いは延長となります。こちらも、基本的には会社からの指示に従って資料を集めて、提出すればいいでしょう。そして現在は移民署でまとめてこれらの手続きが可能です。もし、既に居留証を持っているのであれば、学生でも居留期限が切れていなければ、出国してビザの切り替え手続きは必要ありません。
 今回、会社は外交部に確認をしたところ、ビザの切り替えに関しては出国しての手続きが必要だと、ずっと言っていました。私は移民署でビザの切り替えと、居留証の手続きが可能だと伝えて、会社が移民署に確認したところ、それが可能であるとの回答を貰ったとの事でした。外交部と移民署の言う事に食い違いがある事を会社も不思議に感じていましたが、移民署での手続きが実際に可能なので、ビザの切り替え等で会社から出国しての手続きを言われたら、移民署に確認して欲しい、と伝えてみましょう。

 さて、台湾でのお勤めに関してですが、1年目は有給休暇はありません。1年間務めあげてから、7日の有給休暇が付与されます。3年間務めあげて、10日の有給となり、5年間務めあげると14日の有給が付与されます。これは、台湾の法律でそうなっており、台湾の企業では基本的にこの原則に則って有給が付与されます。有給が付与されるまで、私用での欠勤や病欠は、給与からその分差し引かれるので注意が必要です。また、福利厚生に関しても、日本ほどは整っていない印象があります。しかしながら、実際に中小零細企業で働いていた時間が長かった私には、それでも日本で以前働いていた会社よりもマシな部分があります。結局日本の労働基準法も、中小零細企業では全く意味をなさず、労基法違反の問題も大企業にしかスポットが当たらない現状を知る私としては、自分の身は自分で守りつつ、上手に泳いでいくしかないのが、現実なのです。
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by ken1horie | 2015-09-16 18:31 | 台湾生活 | Comments(3)