台湾その日暮らし


by ken1horie
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 三年の一学期に受けた講義は、日本通史(上)(古代から平安末期か鎌倉初期だったか)、台湾近代史(清朝末期から日本の第二次世界大戦の敗戦まで)、近代中国邊疆史、現代中国與世界:1842-1911、台湾歴史與文化、清代台湾開発史(一)、日本近現代資料解析(一)、日治時期台湾原住民之文化政治、服務学習(三)校内服務の合計19単位でした。
 三年になると、多くの系内選択科目を履修する事が可能で、また必要な卒業単位数を数えながら講義を選択した部分がありました。今回履修している科目は、全て歴史学系(大学部)と歴史系(マスター)が開講している講義に服務学習を加えた形でした。

 日本通史(上)は、台湾人から見た日本の歴史はどのようなものなのか、興味があり選択しました。更に私は日本では、中学生までしか真面目に歴史の授業を受けていなかったのもあり、もう一度日本史を学ぶいい機会でもありました。講義方法が、ちょっと風変わりで、3時間の講義でしたが、最初の1時間を日本の現在のニュースの内容を討論し、残り2時間が歴史の講義でした。尖閣諸島の問題や、安倍さんが首相になった時期とも重なり、教授とは意見が対立する議論を割と多くした記憶があります。
 台湾近代史は、軽い気持ちで違う教授がどのように台湾史を講義するのかに興味を持って受ける事にしました。必修の台湾史は既に受講済みだったので、その時の教授の歴史観との違い等を踏まえつつ、復習する感じで受けました。授業内容的には、宿題や期末レポートもあり、軽くはありませんでした。
 近代中国邊疆史は、単なる軽い気持ちで中国の辺境ってどんな感じだったのかしら?と選択しました。講義内容は面白かったのですが、人名が中々覚えられず、結果としてテストの点数は、あまり良くありませんでした。それでも、講義内容は面白かったですし、モンゴル、ウイグル、チベットの問題も改めて色々な論文や資料を読まないとダメだなと感じました。
 現代中国與世界:1842-1911は、必修科目の中国史(四)の予習として選択しました。通識科目でもあるこの講義は、学生の人数が非常に多く(それだけ、講義内容も重くなく、それでいて3単位なのも、大きく影響していたと思います)、基本的には2時間、教授の講義を聴き、残り1時間が討論でした。中国史(四)の予習になったかどうかは、結局判りませんでしたが、この時に購入していた教科書類は、後々役に立ちました。
 台湾歴史與文化は、政治大学から移られてきた呂紹理教授が開講した講義で、台湾大学の教授の講義方法とは、また違い、同じ台湾史の講義でも、新鮮な部分がありました。講義の内容は、古代から現代に到るまでの台湾史についてで、グループレポートがありました。
 清代台湾開発史(一)は、現在私の指導教授の李文良教授の講義でした。この講義を受けようと思ったきっかけは、日本統治時代の歴史を理解するには、やはり清朝統治時代の歴史を理解していないと、深い部分まで理解できないのではないのか?と疑問が浮かんだために選択しました。毎週指定閲読があり、期末のレポートはフィールドワークの計画書という内容で、軽い内容ではなかったのが印象的ではありましたが、講義内容が多岐にわたっており、清代の台湾史を理解する上では大変有意義な講義でした。
 日本近現代資料解析(一)は、日本の近現代の文献の解読を行う講義でした。母語が日本語である自分でも、文献の中には読めない熟語等があり、また候文を読んだりもして、やはり資料を前もってそれなりに調べておかないと、対応できない内容でした。文献の解読は、歴史研究に於いては、基礎的な事なので、例え母語が日本語であったとしても、こういう講義を受けておくと、少しでも文献を読むことに慣れる部分があります。
 日治時期台湾原住民之文化政治は、愛知県にある私立南山大学の松田教授が開講された講義で、日本語で受ける講義でもありました。ずっと中国語で講義を受けてきて、ここで初めて日本語での講義を受けました。なんと解り易いことか!母語で高等教育を受けることが、ここまで理解しやすく、また負担が少ないことを、改めて痛感しました。最近は日本の大学でも、英語で行う講義を増やす傾向にあるみたいですが、その辺はうまくバランスを取った方がいいんじゃないか、とも思いました。実際に、英語に関しての問題は、全ての人が解る必要はなくて、英語が必要な地位にある方の英語力が低い事が問題なのではないのか、と個人的には感じています。また、私はさっとではありますが、理蕃誌稿に目を通していたので、講義内容は把握しやすい部分がありました。
 服務学習(三)は、台湾大学の校史館での日本語ガイドでした。台湾大学の歴史を知るいい機会でもありましたし、台湾史の講義を主に受けていた私には、面白い内容でもありました。四年生になって、この校史館の服務学習のTAを担当する事になり、日本からの賓客の参観時には、ガイドを担当する事もありました。また、校史館が収集保存しているオーラルヒストリーのインタビューを手伝ったりもして、校史館とは、浅からぬ関わりを持つことになりました。

 三年の一学期も、19単位と単位数が少なくない学期でした。しかしながら、ある程度卒業に向けて単位が取れたこと、また台湾史に関する講義も自分が思ったように取れたことで、忙しいながらも充実した学期でした。また、ひょんなことから校史館の服務学習を選択した事で、その後に自分自身、講義以外にも台湾に関する面白い話を聞くことが出来る様になったのは、自分にとっても思いがけない収穫でした。そして、自分が受けたい講義を主に取ったのもあり、自分では意識していませんでしたが、成績も以前に比べて確実に上がっている結果を残せた学期でした。
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by ken1horie | 2014-07-19 02:08 | 台湾大学留学 | Comments(0)
 週末に、台南と玉井に行ってきたのですが(2年前に行って以降、毎年行っています)、その時に現在成功大学華語中心に語学留学している友人から、少し話が聞けましたので、それをblogの記事にしておこうと思いました。実際に台湾の語学留学に関してですが、殆どの方が台北を選択すると思います。しかし台南も選択肢として考慮する価値はあると、今回思いました。

 学費に関しては、台湾大学の語学中心に近い一学期約3万元前後(2014年の学費)ですが、生活費に関しては、台北よりかなり抑えられるのを、友人から聞きました。また、華語中心の学生でも成功大学のBOT(ワンルームタイプのマンション式学生寮)に住む事が可能で、家賃も1ヶ月6700元(この値段は、今年の9月よりの家賃価格です)とのことでした。華語中心の学生が入居出来ると言うことは、現在空き部屋が多いのかもしれません(余談ですが、台大の語学中心の学生は、台大のBOTには入居不可です)。台湾に来て、中国語があまり話せない状態での部屋探しは非常に大変で、以前にも記事にしてありますが、基本的には自分の住みたいエリアへ行き、そこで部屋貸し出しのビラというか、ポスターを探して、それに記載されている大家さんの連絡先に電話をしなければならないために、部屋探しの難易度が高いのです。学校側が住む場所を提供しているのは、やはりそれだけで心理的な負担も減りますし、台北でワンルームを借りると10000元はしますから、それだけでもかなり節約出来ます。
 ただ、実際にそれだけ部屋を提供出来ると言うことは、学校の周りにもっと安い部屋があるんだろうな、とも想像はできますが、それでも労力や時間の事を考えると、これはかなり便利なのではないでしょうか。この家賃の差額だけを考えても、台北にある語学中心よりも、金額的には安くなります(因みに、友人は成功大学華語中心側から、BOTへの入居を勧められたと言っていました)。
 また、友人と成功大学の周りでご飯を食べたのですが、一食60元もあれば、お腹いっぱいに食べられるのです。食べる物にもよるのでしょうが、台北で食べたら、これは80元はするな、という内容でした。食費に関しては、2割か3割くらい、安くなりそうなイメージがありました(あくまで個人的なイメージなので、注意して下さい)。

 授業の内容に関しては、細かい事は聞きませんでしたが、教科書は實用視聽華語を使っており、聞く限りでは、私が以前に在籍していた師大国語中心と、授業内容はあまり変わらない印象を受けました。
 学生に関してですが、やはり一番多いのは日本人とのこと。しかし、聞く分には師大国語中心みたいに、日本人ばかりみたいな印象は受けませんでした。
 成功大学内は、公園みたいになっていて、しかもあまり建物が密集している感じがないために、広々とした印象を受けました。台湾大学が、正に帝国の大学であった雰囲気があるのに比べて、成功大学は、現在の大規模総合大学的な雰囲気で、この違いが印象的でした。

 ただ、台南在住の場合ですと、台北と違って若干生活での不便さはある様で、友人は台北みたいに簡単に日本語の書籍が入手出来ない事が、今の所悩みの種だと言っていました。しかしながら、台北ですと中国語を話せなくても生活出来てしまう便利さが有りますし、日本人も多く住んでいます。以前にも記事にしましたが、カナダ人の友人がまず、台中で先に中国語の基礎を覚えてから台北へ来た様に、台南で日本語から切り離れた生活を選ぶ、というのも一つの方法かも知れません。

 あと、気候の面ですが、台南は熱帯に属していますが、夏でも日陰に入ると、涼しいのです。台北が盆地で、夏は暑く、冬は寒くて雨ばかりの気候である事を考えると、夏は暑くても台北の様に蒸し風呂みたいな暑さではなく、風が涼しく、冬は温暖な台南は、生活の面でも過ごし易そうです。

 実際に私は台南に住んでいる訳ではないので、生活面での不便な部分は判りません。また、現在日常的に中国語を話して生活している身としては、中国語が話せない状態で台南に住む事にした場合の困難さも、想像出来ない部分が有ります。情報が入り易い、そして日本人が多い台北は、何はともあれ便利な部分が有ります(面倒な部分も同時にありますが)。
 それ故に私自身は、どちらがいい、とは言えないですが、実際に友人が台南で生活している姿を見る限りでは、台南への語学留学と言うのも、やはり選択肢の一つだと感じました。

 この写真は成功大学内にある、昭和天皇がかつて植えたと言われるガジュマルの樹です。
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by ken1horie | 2014-07-14 13:07 | 台湾語学留学 | Comments(0)
 二年の二学期に受けた講義は、世界史(四)(フランス革命から第二次世界大戦後まで)、台湾史(下)(清朝末期から日本の第二次世界大戦の敗戦まで)、中国史学史(下)、台湾史文献選読(1603-1895)、基督教倫理、当代基督教歴史與文化、認識台湾:空間資料分析、羽球中級(バドミントン)、服務学習(二)課業補導の合計19単位でした。
 先輩から中国史(四)は重いし、教授も定年で来年は変わるから、来年受けた方がいい、と言われたのですが、実はこれが大失敗で、次の年には更に講義内容が重くなり、この中国史(四)は四年生の二学期に、最後に残った必修科目として受ける事になりました。この学期は、必修科目、系内選択、通識科目と、バランスよく取れた反面、単位数が19単位となり、この学期から学期中は、友人とどこかへ遊びに行くことを基本的に放棄することにしました。それが、基本的には卒業まで続く事になるとは、この時には想像もしていませんでした。

 世界史(四)は、それなりになんとかやって、それなりの成績を収めた必修科目でした。私は全体的に必修科目の成績があまり良くなかったのですが、これは間違いなく自分の興味が薄い科目にはっきりと表れる現象でした。それでも、単位を問題なく取れ、成績もそれなりでしたので、最後にホッとした記憶があります。
 台湾史(下)は、前学期と同じ教授が開講した科目でした。日本統治時代の台湾に関する歴史は、やはり自分が日本人である為に、興味が尽きないな、と講義を通して感じた部分がありました。
 中国史学史(下)も、前学期と同じ教授が開講した科目で、この一年間を通して受けた科目なのですが、正直言うと、講義を受けた当時は、あまりこの科目の重要性とか、内容に関してそれなりに把握していた、理解していたとは言い難い部分がありました。しかし、この講義を受けたのは、後々になって効いている気がします。日本統治時代の台湾の歴史を知るとしても、中国史的な知識は必要で、そういう部分では、この講義で得た事柄は、以後感覚的に役に立っている部分があります。
 台湾史文献選読(1603-1895)は、この学期中一番重かった科目でした。毎週文献の分析をして、それをグループレポートするという内容で、その文献も一次資料だったものですから、ある意味歴史研究の初歩的訓練とも言える講義内容でした。また、この科目の教授は台湾史研究ので有名な周婉窈老師で、全く手を抜けない科目でした。しかし、この講義を受けてから、少しずつ文言文(所謂中国の古典文章)の読み方を少しずつ身に着ける事が出来る様になった部分があり、資料の分析方法を学ぶには、とても良い科目でした。
 基督教倫理は、通識課程の科目で、何となく選択した科目でしたが、敬虔なクリスチャンってこんな感じなのかなぁ、と思いながら受けつつも、キリスト教を理解する上では、面白い内容の科目でした。因みに私は期末テストで散々言いたいことを書いたのですが、それでも良い成績がもらえたのは、多分講義内容を理解した上で、それに対する反論を書いたから、なのかも知れません。とは言え、余談ながら私の宗教観は、仏教徒的であるというより、キリスト教徒的(それもプロテスタント系)に近いんじゃないのか、と最近思うことがあります(宗教信仰を聞かれれば、仏教徒であると答えますが)。
 当代基督教歴史與文化は、一年一学期に受けた古代基督教歴史與文化の続きとも言える講義内容で、教授も同じ方でした。講義内容も、宗教革命以降、現在に至るまでのキリスト教の問題等が含まれ、また他宗教との衝突についても講義では話していました。「宗教が政治化してから、他宗教との衝突が起こった。宗教が政治化しなければ、他宗教との衝突は起こらない。」と講義でやるせなさそうに話されていた事が、今でも印象に残っています。
 認識台湾:空間資料分析は、実際の資料を基にして、それを分析する講義内容でした。どちらかというと、統計学的な内容の科目でしたが、通識課程の科目でありながら、毎週宿題があり、内容的には軽くない講義でした。しかしながら、統計の基礎的な感覚が、それなりに理解できた部分もあり、またデータの読み方にも触れることが出来、個人的には面白かった記憶があります(とはいえ、相変わらず自分の数学能力の無さには泣けましたが)。
 羽球中級は、前学期に引続いて選択しました。これで、体育の必修を終わらせることが出来ました。
 服務学習(二)課業補導は、毎週土曜日に、経済的に恵まれてない小学生の宿題を見る内容でした。私は外国人で、中国語が母語ではない為に、小学生低学年の算数を見たりしていましたが、小学三年生の国語(中国語)の宿題でも、成語(四文字熟語等)が多く出てきており、びっくりした記憶があります。また、台湾の貧富の差を知るいい機会でもありました。とは言え、やはりこの服務学習、面倒な科目だな、と思った部分もありました。

 この学期から、忙しくなった事は間違いありません。とは言え、忙しくなると余計な事を考えないで済むな、と思ったことも間違いなくて、その忙しさ故に、講義に集中できた部分がありました。この学期から、私の成績も徐々に上がり始め、それは中国語がかなり聞き取れる様になった事と、自分の興味のある科目が多く取れる様になった事が、プラスに働いていったのかも知れません。実際に、この学期以降から、自分自身色々と、知る、学ぶことの楽しさを感じる機会が多くなったのは、間違いないと思います。
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by ken1horie | 2014-07-11 13:59 | 台湾大学留学 | Comments(0)
 二年の一学期に受けた講義は中国史(三)(唐朝の崩壊から元の崩壊、明の成立まで)、世界史(三)(ルネサンスからフランス革命の手前まで)、台湾史(上)(大航海時代の台湾の発見から清朝末期まで)、中国史学史(上)、普通心理学、客家與台湾発展、羽球中級(バドミントン)の合計17単位でした。
 取りたい科目を全て取ったとは言いがたいのですが、取りあえずは15単位以上の講義を受けようとしていたのと、必修以外にも、系内の選択科目が、やっと一つ取れ、其の他は通識課程の講義を選択しました。

 中国史(三)は講義内容をまとめたものが、学生の間に広まっていて、私もそれを見ながら講義を受ける形でした。現在はこの講義の担当教授が変わっているので、どの様な講義を行っているのか、は判りませんが、私が受けた当時は、昔ながらの教授が話し続けるタイプの講義でした。ですから、その内容をまとめたものを見ながら、講義を受けていた為に、内容はそれなりに理解しやすかった記憶があります。
 世界史(三)は、何故かあまりやる気が出なかった科目で、成績も単位を取れただけ、の結果でした。ただ、ルネサンス以降からフランス革命の手前までで、大航海時代に関しては台湾史とも関連があり、その部分だけは割と熱心に講義を聞いていた記憶があります。
 台湾史(上)は、ある意味この後の私の方向を決めた講義でもありました。大学に入ってから、漠然とではあるのですが、台湾史に関する講義を色々と取れれば、と思っていたのですが、この講義を受けてから、台湾史に関する興味が増したことは間違いありません。台湾史に関しては、中国史的な見方もあれば、世界史的な、大航海時代の歴史ともしても見る事ができ、また移民の歴史としても見る事が出来ます。台湾史のその多面的で、一面的な見方が出来ないことと、その複雑さに魅力を感じました。また、この講義の教授が、私の学士論文の担当教授であり、大学院でも引き続き担当教授となる(未だ大学院が始まった訳ではありませんが、既に修士論文等の打ち合わせはしています。)とは、この時には全く思ってもいませんでした。
 普通心理学と客家與台湾発展は、共に通識課程で、どちらかと言うと単位が目的ではありましたが、普通心理学を受けたあと、何故台湾大学の心理学系が理学部に属しているのか、が解りました。講義の内容は、基本的に生物学的な内容で、自分には判り難い部分もありましたが、内容は面白かった記憶があります。客家與台湾発展は、何故か途中で袁紅冰氏の講演があったりと、この科目の目的って何なんだろうなぁ、と思いながら受けていた記憶があります。
 中国史学史(上)は、中国史(一)の時の教授が開いている講義で、中国史学の歴史でした。この講義も実は非常に重く、また中国史学の歴史や中国の思想に疎い私には、非常に悩む部分が多い講義ではありましたが、この講義は教授が毎回の講義の内容のワードファイルを講義のサイトにアップロードしているので、それを読み、それに関連する書籍に目を通しながら、何とかやり遂げました。
 羽球中級は、以前私はバドミントンをやっていたので、選択しました。やはり上手な人は本当に上手で、それでも昔やっていたのもあって、楽しみながら、この科目を受けることができました。ただ、朝早かったのだけは、辛い部分がありましたが。

 この学期は、基本的に必修科目に時間を割いた学期となりました。しかしながら、正式に台湾史の講義を受けて、台湾史の魅力の一端に触れられた部分は、非常に大きかったと思いますし、また自分が今後進む方向が、何となく見えた学期でもありました。この二年生の一学期は、間違いなく自分が大学で学ぶ方向が決まった学期でもあり、それが早めに見つかったことも、この後に、特に悩むこともなく科目選択ができた原因かも知れません。
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by ken1horie | 2014-07-07 17:08 | 台湾大学留学 | Comments(0)
 一年の二学期に受けた講義は中国史(二)(魏晉南北朝~唐朝の崩壊まで)、世界史(二)(ローマ帝国の分裂からルネサンスの手前まで)、国文(下)、英文(二)、古代基督教歴史與文化、初級水泳、服務学習(一)の合計15単位でした。この二学期は、取りたい科目が殆ど取れなくて、最終的にぎりぎりの15単位になった時に、ホッとした記憶があります。これ以降は、何とか自分が取りたい科目が取れる様になったのですが、どうも一年の時は、科目選択で、思うように自分の取りたい科目が取りにくいみたいです。

 私は外国人学生の為、通識科目選択(日本でいう一般教養的な科目と言えばいいのでしょうか)に縛りがなく(同級生は選択しても、単位として計算されない科目がありました。この学期に選択した古代基督教歴史與文化は、まさにそういう科目でした)、自由に科目を選べた為に、何とか規定の15単位に達する事が出来ました。
 中国史(二)は、中間テストの結果が非常に悪く、追加でレポートを書き、それでも最後は、それなりの成績で終わりました。追加で書いたレポートの出来が良かったみたいで、それに助けられました。
 世界史(二)は、討論も少なくなく、その討論用の資料も英語の物で、かなり頭を悩ませた記憶があります。また、その資料を基に小レポートが5回、グループレポートが2回と、この一年生の二学期は、主に世界史(二)に注力していた学期でもありました。確かに私の英語力は高くないのですが、それでもこの講義を通して、少しは読めるようになったことは間違いありません。
 国文(下)と英文(二)は前学期の続きと言える科目で、教授と講師も変わらなかった為に、前学期の方法を思い出しながら対応しました。
 古代基督教歴史與文化は、世界史(二)の内容が、キリスト教を理解している方が解り易いだろうと思って選択した科目なのですが、非常に面白い講義内容で、キリスト教に対する基礎知識を得るには最適でした。また、この講義の内容が、この後に台湾史の講義の中で、かなり役に立ちました。台湾史研究にはキリスト教の影響を無視できない部分があり、最低限のキリスト教の知識が必要なのも、この後に知る事となりました。
 初級水泳は、単に自分は当時クロールが出来なくて(平泳ぎしかできなかった)、それをなんとなく克服できればいいな、という軽い気持ちから選択しました。実際、この科目を選んで以降、水泳は私の日常的な運動の習慣となって、今でも週に数日は泳ぎに行っています。そして、台湾人は泳げる人があまり多くない為に、下手でも恥ずかしくないのです。おかげさまで現在はクロールで泳げるようになりました。
 服務学習(一)は、所謂サービスラーニングと呼ばれているボランティアクラスと言えばいいでしょうか。この服務学習(一)は、文学院の掃除でしたが、必修科目でもあるので、やることはやっておきました。こういう科目を落とすと、後々面倒だろうな、という心理が働いていたのも、大きいと思います。

 一年生二学期は、そんな形で終了しましたが、やはり一学期に比べて慣れた部分もあり、一学期ほどの辛さはありませんでした。講義内容も段々と聞き取れる様になり、そうなってくると、講義に面白さも感じる様になりました。また、講義にはシラバスも用意されており、その中に指定閲読書や、参考書目類も載っているので、それを図書館で読み、講義中聞き取れなかった部分や、解らなかった部分を補っていきました。実際に、図書館には各講義の参考図書を集めてあるコーナーがあるので、そこに行って本を読んだりもしていました。
 そういう意味では、勉強する為の環境は、整えられており、私は大変助かりました。この二学期も単位を落とすことなく終了し段々と大学生活に慣れてきた手ごたえも感じられた学期でした。また、中国語力も大学に入ってから、大きく伸びました。やはり聞く、喋る、読む、書くをひたすら繰り返す生活は、語学力を高めてくれますし、その方法が、自分にとっては一番の語学学習方法である事を感じました。
 そして、あっという間に一年が過ぎ、二年目を迎えることとなります。
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by ken1horie | 2014-07-04 13:04 | 台湾大学留学 | Comments(0)
 一年の一学期に受けた講義は中国史(一)(古代〜魏晉南北朝の手前まで)、世界史(一)(古代〜ローマ帝国の東西分裂辺りまでだったかな?)、史学導論、国文(上)、英文(一)、体育(一)の合計16単位で、全て必修科目でした。講義の選択システムが全く分からなくて、何もせずに自動的に選択される必修だけを受ける形でした。後から知ったのですが、15単位以上講義を選択しないと、自動的に退学になってしまうとのことでした(しかしながら、事情がある場合は認められます)。

 実を言うと、大学入試前に学生による入学アシストのボランティアを申請していたのですが、そのボランティアの方がずっと中国へ行っていて、連絡も取れず、結局入学までの事は全て自分で何とかしてしまいました。結局自分の場合はボランティアの方にお世話になる事は、殆どなく、一度だけ一緒にお昼ご飯を食べたくらいで、その後も連絡を取ることもありませんでした。とは言え、一応不安があれば、入学前にはボランティアは申請をしておいた方がいいかも知れません。しかし、大きな期待はしない方がいいと思います。

 実際に、講義が始まってから、びっくりした事は、中国史(一)で最初に配られた資料が、簡体字だったことと、指定の教科書の内容が文言文(古典の書体)に近い文章のものだったことでした。自分の場合は、日本では中国語を学んでおらず、台湾で一から始めたので、簡体字は全く読めませんでした。また、中国語の古文の基礎知識もなかったので、読むこと自体が大変でした。そして毎週読む指定閲読類も少なくなく、また二週間に一回の割合で討論クラスもあり、その時だけは、きちんと指定閲読資料を読んでおかないと、討論で発言はしなくても、周りが何を言っているのか判らない、なんてことにもなりかねませんでした。
 そんな風に重い講義内容の中国史(一)でしたが、TAと教授に助けられました。本当に何度か挫けそうになったのは間違いなくて、でも何とかやり通せたのは、やはり教授とTAの助力があってだと思います。

 世界史(一)に関しては、教科書は英語の物らしいと聞いていたので、それほど衝撃は受けなかったのですが、自分の英語力のなさに関しては、もう笑うしかないくらいでした。世界史(一)も討論のクラスがありましたが、中国史(一)みたいに重い内容ではなく、また図書館にある世界史の日本語書籍等も利用しました。
 史学導論も、TAに助けられた部分が少なくありませんでした。史学概論の指定閲読書が、E.H.Carrの「What is History?」だったのですが、これの中国語訳本の外国人名や外国地名が中国語で書かれている部分が、最初判り難かった記憶が、今でも残っています。しかしながら、レポートの書き方や、サマリーの書き方、注記に関してはシカゴスタイルで、等々、基礎的な内容の講義であったことは、間違いありませんでした。

 国文(上)は、外国人学生専用のクラスでした。講義内容が、中国の古典や文学を主に扱った内容だったので、私には楽しい講義内容でしたが、理系や中国語力があまり高くない学生からは不評でした。
 英文(一)は外国人と華僑生の専用のクラスで、何とか単位を落とさずに済んだ、という感想しかありませんでした。本当に自分の英語力のなさを痛感しました。
 体育(一)ですが、やはり年齢によるものなのか、18歳の同級生たちと一緒に受けていて感じたのは、明らかに体力差が判る事でしょうか。本当に自分が若くない事に対して、苦笑い続きでした。

 私は師大国語中心で、二年間中国語を勉強して、最後は一番上のレベルのクラスで勉強していたのですが、それでも一年の一学期は本当に教授や、同級生が何を言っているのか判らなくて、大学と語学学校の違いを痛感した学期でもありました。それでも何とか単位を一つも落とさずに、この一学期を終えた事は、自分にとって大学生活を続けていく上での自信に繋がったことだけは、間違いありませんでした。
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by ken1horie | 2014-06-26 23:22 | 台湾大学留学 | Comments(11)

4年間のこと ー序言ー

 期末試験も終わり、TAの仕事にも目処がついた現在、夏休みの間この4年間の事を出来るだけ残しておこうかと思っています。大学に入ってからも、時々はその内容をこのブログに残していますし、今からですと記憶が曖昧な部分もあって、正確さに欠けるかも知れませんが、何かしらの意味は有ると思いますし、台湾大学に入ろうと思っている方には何かしらの参考にはなるでしょう。
 ただし、私は歴史学系の学生でしたので、他の学部に関しては判りません。あくまでも、私が経験した事のみなので、それは一般化出来る内容とも違います。つまり、これから書く記事は私の主観でしかなく、単なる参考として、それも出来れば過信しないで頂きたいのです。なぜなら、私はこの4年間、本当に貴重な体験をしたと思っていますし、大学で学ぶ事の楽しさや辛さ、そしてその素晴らしさの一端を感じる事が出来ましたが、自分以外の人間が、必ずしもそう感じるとは限らないのです。ですから、あくまでも参考として読んで頂きたいのです。何故そこまでくどくどと書くのか、と言うとやはり大学との相性等色々と個人差が有ると常に感じているのです。自分が楽しい生活を送れたとしても、他の人が必ずしもそうとは限らない。これは、当たり前の事ではないでしょうか。ましてや、私の場合は大学に入ってから、自分の経験を過信していはいけない、と言う事を知りました。そういう部分も含めて、この4年間の事を書き残しておこうと思っているのです。

 それが役に立つのか、或は自分の自己満足で終わるのか、は判りません。ただ、それでも今後も台湾大学に入学を希望される方はいると思います。大学への入学を希望される方に、少しでも、何らかの判断材料にでも、参考の足しにでもなれば、と思っているのです。

 国外の大学への入学を希望する。それは、やはり高いハードルを感じてしまう事だと思います。台湾に関しては、そのハードルは比較的低いとは思いますが。私もこの4年間を通じて、母語で高等教育を受けられれば、もっと吸収出来た事もあるだろう、と感じる事がままありました。しかし、別の言語で考える事は、大切だと感じていますし、そういう経験は、自分の思考能力の上に於いて、プラスになる事はあれ、マイナスになる事は無いと思っています。
 そんな事を含め、また自分が気付いた事等を、追って書いていければいいな、と今は思っています。あまり長い記事にしてしまうと、読むのも大変でしょうから、出来る限りコンパクトに、しかも出来るだけ詳しく、判り易く書いて行きたいと思います。
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by ken1horie | 2014-06-23 21:24 | 台湾大学留学 | Comments(0)

卒業式

 卒業式に参加してきました。
 でも、まだ期末試験や、レポート、論文の修正があるので、卒業が決まった訳ではありません。でも、卒業に向けて、あと2週間がんばります。
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by ken1horie | 2014-06-07 23:46 | 台湾大学留学 | Comments(3)

結婚式

 友達の結婚式に参加してきました。
 お幸せにね。
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by ken1horie | 2014-05-25 23:53 | 台湾 | Comments(0)

卒業式

 卒業式の通知が来て、多分このまま無事に卒業出来そうな状況です。

 でも、期末試験も有るから、最後まで気は抜けないけれど。4年で卒業出来そうなだけで嬉しい部分が有るし、4年間の努力は、今学期に入って、形にも現れている部分があって、良かったと思っています。

 楽ではなかったけれど、それでもこの4年間は良い経験でした。
 大学で勉強する事の意味も、同時に知る事が出来たのが一番の収穫だと思います。

 今でも、大学一日目の事は、ハッキリと覚えていて、それは「ここで自分は4年間やっていけるのだろうか?」という不安しかありませんでした。そういう意味では、幸運な4年間だったと思います。

 そして、学士論文の初稿も既に上げ、提出してきました。修正は必要でしょうけれど、それでも、一つ仕事を終えた感覚はあります。

 今はただ、最後まで気を抜かず、綺麗な形で卒業したい、と思っています。
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by ken1horie | 2014-05-24 00:52 | 台湾大学留学 | Comments(0)