台湾その日暮らし


by ken1horie
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休学と方向転換

 休学手続きを済ませました。これで、2年間休学。大学院に戻る事は多分無いだろうけど、もし最後の最後に可能性があれば、戻ってこよう、とは思います。今後は無事に工作許可証が降りれば、台湾でお勤め生活が始まります。

 大学4年間と、大学院の1年間、併せて5年間を台湾大学で過ごしたわけですが、とても幸せな時間でした。私の場合は日本では大学で学ぶ事を完全に諦めていましたし、台湾に来た理由も、大学受験が目的ではなく、1年間の休憩みたいな意味合いが強く、その後日本で仕事探しの予定でした。

 2008年9月に起きたリーマンショックの影響で予定が狂い、何とか2年間語学学校で中国語を学び、軽い気持ちで入学申請した台湾大学は申請が通り、4年生の1学期には歴史系の成績優秀者で表彰され、大学生活の記念品も得る事が出来ました。大学院は、大学で書いた学士論文を元に研究をさらに進める予定でしたが、やはり経済的な問題が終始付き纏い、結果先ずは休学して仕事をする事にしました。お世話になったとある教授からは、惜しいとも言われましたが、概ね仕事は見つかって良かった、と好意的には受け止められており、また指導教授は私の方向転換を心から支持してくれました。確かにここで、歴史研究を止めるのには、悔しさが無い訳ではありません。ただ、現実を見据えた場合、この先の事も考えた場合、やはりこうするしかなかった、とは思います。

 それでも、私は何かと幸運ではあった、と思います。大学は歴史を専攻していましたが、日本では機械設計の仕事をしていたために、今回台湾で採用通知を得た面があり、人生とは本当に判らないものだと思いました。また、仕事の内容も今までの経験と多少なりとも関係もしており、人生の経験は、それなりに無駄にならないもんだな、と苦笑いしています。

 私自身に与えられている選択肢は、元々多くありませんでした。それは、今に至るまで変わりません。私自身、目先の事だけで、色々と決断している、と非難されても甘受するしかない生き方をしているのは、否定出来ません。何しろ、先々の事を考えられる経済的余裕のある生活なんて、あまり経験がありませんから。それこそ、なるようにしかならない人生でしたし、多分今後もそうでしょう。それでも、今回の休学にあたって、少なくない方が私を支えてくれているのを改めて感じました。だから、これから仕事をするとしても、頑張って行けるかな、と思う部分があります。

 今後は、blogの内容も大学や大学院の内容から、就職と、その後の生活の事へと変化するでしょう。今回の就職活動に関する内容も、後日改めて、きちんとした記事にしたいと思っています。

 しかし、私も気がつけば、台湾での生活が8年目に突入しました。ここまで長くいるつもりは、当初毛頭なく、今でもここに残りたい、という感覚は強くはありません。天国は何処にもありません。台湾も日本も、自分にとって好きな面がある一方、嫌いな面もあります。だから、自分がいる場所で、自分なりの楽しみを見つけて、色々と上手く妥協しながら生きていくしかないのでしょう。それは、日本にいても、台湾にいても変わりません。

 最後に、繰り返しになりますが、私は本当に大学で、それも台湾大学の歴史系で学べて良かった。本当に幸せな時間でしたし、多くの事を学ぶことが出来ました。そして、大学で学ぶ意味も、多少なりとも知ることが出来た、と思います。ただ、私にとっては幸せな5年間ではありましたが、他の人が必ずしも同じように感じるとは思いません。私自身も、台湾大学で学びたい、と相談されれば、全面的に同意するつもりもありません。正直な所、楽ではないと思います。確かに科目を上手に選択すれば、そんなに大変な思いをしないで、卒業は可能でしょう。しかし、基本的に読む量とレポートの多さは否定できません。私は、他の学部については判りません。あくまでも、歴史系においてのみしか事情は知りません。それでも尚、学びたいと思う人が挑戦して、その学ぶ事から、楽しさや面白さ、そして奥深さや、複雑さを感じてもらえるなら、こんなに嬉しい事はありません。
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by ken1horie | 2015-08-27 16:48 | 台湾生活 | Comments(0)
 2008年の12月に「台北でアパートを借りる」と言う記事がありますが、自分のブログの中の記事ランキングでは、常に上位に入っており、色々と参考にされているみたいです。2008年12月から、既に7年近くが経ち、改めてアパート探しの記事を書くことにしました。

 台北で一人暮らし用のアパートを借りる場合、住みたい地域へ行き、張り出してある案内を頼りに探すのが基本ではありますが、ネットで探した方が便利で早い部分もあります。代表的な部屋探しのサイトは以下の2つですが、それ以外にもあるので、ネットで検索してみて下さい。

 591房屋交易 http://www.591.com.tw/index.php
 台灣租屋網 http://www.twhouses.com.tw/

 私も今回の引越しに際し、上記のサイトを利用し、最終的には591に載っていた部屋に決めました。こういったサイト以外にも、友人から情報を得る方法もあります。
 台湾にも不動産屋はありますが、基本的には家族で住むタイプの物を扱っており、一人暮らしを対象にはしていません。とは言え、一人暮らしの部屋も扱っている場合は有りますが、あまり期待は出来ないでしょう。

 部屋のタイプは、套房と雅房があり、套房はトイレシャワー付のワンルーム。雅房はトイレシャワー共用タイプです。套房と雅房共にバスタブが付いている場合は殆どなく、基本的にはシャワーのみです。家賃は当然雅房の方が安いです。また、一人暮らしを対象とした部屋は、台所は付いていないと思った方がいいでしょう。また、煮炊きを禁止している部屋も少なくありません。ですから、台北での一人暮らしは基本的に外食となります。
 家賃に関しては、衛星テレビ、ネット、ガス、水道代込みで、電気代だけ負担が多い様ですが、光熱費は全て自分持ちと言う部屋もあります。電気代に関しては、1年を通した月平均の目安は500元くらいでしょうか?また、部屋の設備は基本的にそろっていて、蒲団だけ買えば何とか住み始める事も可能でしょう。洗濯機は、個別にある場合と、共用とがあります。また、ゴミ捨てに関しても、各自で対応するか、或いは管理されているか、の違い等もあります。ですから例えば、591等で気に入った部屋が見つかり、大家さんに電話をして部屋を見せてもらう場合は、色々と部屋に関して質問しましょう。基本的な質問の例としては

 ごみの捨て方はどうするのか?
 洗濯機は共用か?
 洗濯物を干す場所はどこか?
 光熱費は家賃に含まれているのか?
 電気代の計算方法は?
 家賃には何が含まれているのか?
 
 台北市のごみ捨ては、場所と時間が決まっており、そこに来たごみ処理車に捨てる方式で、日本とは違います。また、ごみの分別も、資源と一般ごみ、生ごみは調理前と調理後を分別する必要があります。正直言うと、大変細かく面倒です。ゴミ捨ての場所と時間は、台北市のサイトから調べる事が出来ますので、自分の住んでいる場所の住所を頼りに、検索すれば出てきます。参考までに、臺北市政府環境保護局のサイトのリンクを貼っておきます。

 臺北市政府環境保護局 http://www.dep.gov.taipei/

 さて、家賃の方ですが、これはもう場所次第と言っていいでしょう。台北の中心部は当然高いですし、中心から離れるにしたがって、値段は下がります。それこそ、通勤や通学、予算等に合わせて場所を選ぶと良いでしょう。新北市の永和や中和が比較的安いとは聞きました。新店も、台北市内よりかは安いでしょう。また、MRTが通った三重、蘆洲、新莊と言ったエリアも安い方ではないでしょうか。そして、台北市内ではありますが、景美も便利な割に比較的高くない、とも聞きました。
 参考までですが、台北市内で、比較的広め(台湾の10坪)の部屋を借りる場合、それこそ台北の中心部であれば、1カ月の家賃15000元くらいは見ておいた方がいいでしょう。

 敷金に関しては、家賃の2か月分が殆どです。場合によっては1か月の所もあります。例えば、部屋の契約を1年として、1年住んで他の所へ引っ越す場合、敷金は戻ってきます。しかし、契約前に引っ越しをしてしまうと、敷金は戻ってこないので、注意して下さい。

 台湾で仕事をする場合は、自分の給与や勤務地と相談して部屋を探せばいいのは、言うまでもありません。正規の留学であれば、学生寮の使用が可能なので、部屋探しの苦労は基本的にないでしょう。台湾大学の場合ですが、一人部屋のトイレシャワー付のワンルームタイプの寮もありますから、利用可能であれば、そこを選択する事も可能でしょう。台北に語学留学に来た場合、しかも中国語が話せない状態で部屋探しをする場合は、かなり大変だと思います。
 実際に、591等のサイトを利用するとしても、気に入った部屋が見つかった場合は、直接大家さんに電話をして部屋を見せてもらいます。大家さんによっては、英語が話せる場合があるので、英語で対応してくれる場合もあります。しかし、英語も中国語もダメな場合は、それこそ台湾人の友人か、中国語を話せる日本人の友人に頼るしかありません。私自身も以前の記事を書いた時は、中国語が殆ど話せない状態でした。今回の部屋探しは、中国語は話せる状態でしたから、当時と比べて不安は大きく減りました。
 そして、余談ですが、先日台南旅行に行った際、成功大学華語中心に通っている友人から、最近日本人学生が増えた、と聞きました。成功大学華語中心は、トイレシャワー付きのワンルームタイプの学生寮に入居可能で、華語中心側も、それを勧めてくるそうです。中国語が話せない状態での部屋探しの難しさを知っている身としては、もしかしたら、台南の物価の安さだけではなく、部屋探しの煩わしさから解放される部分も影響して、日本人学生がもしかしたら増えているのかも知れません。

 女性が部屋を借りる場合、もし可能であれば、大家さんに頼んで新しいカギに替えてもらうことをお勧めします。台北はそれほど治安は悪くありませんが、用心に越した事はありません。地域に依っての治安の差は、やはり台北にも存在していますし、そういった情報は友達を通じて集めて、住む場所の参考にしてください。

 そして、今回の部屋探しで感じたのですが、男性の部屋探しの難易度が上がっているかも知れません。良さそうな部屋は、借り手の対象が、女性のみであったり、或いは大家さんが2年、3年と言った長期契約を望んでいるものが、少なくありませんでした。私は何とかこれなら、という部屋を見つけられたので、幸運でしたが、これから台北で部屋探しをされる方は、注意された方がいいかも知れません。それでも、日本人は綺麗に使う、騒がない、というイメージがあり台湾では比較的部屋は借りやすいと思います。ただ、これは裏返して言うと、日本人は文句を言わないというのも、あるのかも知れません。実際に何かトラブルがあって、理不尽な事があったら、信頼できる人に相談して、対応しましょう。
 また、台北のアパートは壁が薄く、あまり防音が良くありません。うるさく感じたら、大家さんに話すのではなく、直接隣人に言う方が効果的です。私が今回住むことになった部屋は、大家さんが中々厳しい方で、友達を部屋に読んで騒ぐのはやめてほしい、と言われました。私自身は、そのつもりはありませんが、やはり個人的に静かに越した事はありませんし、外の部屋の人も静かであれば、余計な煩わしさはありません。

 2015年版も、内容的には2008年12月のとは大差がありません。追記したものを足したり、もう一度整理しなおしたりですが、改めて記事を上げておきます。
 台北での部屋探し、大変ですが上手くいきますように。
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by ken1horie | 2015-08-25 00:26 | 台湾生活 | Comments(0)
 現在は法律が変更になり、台湾の四年制大学を卒業すると、台湾での就職が可能となりました。以前は日本での就業経験がないと、たとえ台湾の四年制大学を卒業しても、直ぐには台湾では就職は出来ませんでした。とは言え、台湾で日本人向けの仕事は少ないですし、更に給与や福利厚生面に関しても、日本よりは下がります。私自身は、台湾も選択の一つで固執はしない、という方がいいのではないか、と思います。また、台湾人の知り合いからも、中国の方が給与面では上だと言う事も聞いており、実際に中国へ仕事に行っている台湾人の知り合いもいます。

 台湾の場合、現在大卒新卒の最低給与が22000元(約88000円)とされており、一般の仕事に関しては、大体相場3万元~4万元(約12万円~16万円)くらいではないでしょうか?外国人の労働ビザが下りる仕事に関しては、それよりも多いですが、それでもやはり台湾の経済規模から考えると、台湾の給与水準は、全体的に安すぎると、特に台北で生活をしていると思わざるを得ません。感覚的には、台北と東京の物価水準は、レートの関係もありますが、あまり変わらない様な気もします。

 以前のエントリーにも書いた気がしますが、台湾の場合日本語を話せる台湾人も少なくなく、所謂日本の事務職的な仕事は、日本人向けにはまずありません。何かしら専門的な知識や技術を持っている場合は、比較的仕事は探しやすいかも知れませんが、それでも最近は労働ビザも下りにくくなっていると、人づてに聞いており、状況はあまり良いとは言えないみたいです。

 そんな中、台湾での仕事探しに関してですが、先ずは台湾の転職サイトから紹介したいと思います。
 104人力銀行 http://www.104.com.tw/
 台湾最大手の転職サイトで、仕事の種類も豊富です。ネット上に履歴書を登録して、公開すると採用を考えている会社から連絡がきます。また、当然自分からの応募も可能です。使い方に関しては、日本の転職サイトと変わりません。ネットで登録した履歴書は、ワードファイルとして出力する事も可能です。ですから、一度履歴書を作ってしまえば、それの使いまわしも可能で、便利なサイトと言えるでしょう。

 1111人力銀行 http://www.1111.com.tw/
 こちらも大きな台湾の転職サイトで、104に負けず劣らず、仕事の量や種類も豊富です。サイトの設計104が違うだけで、内容に関しては変わりません。ですから、採用を考えている会社から連絡も来ますし、自分からの応募も可能です。

 こちらの2つのサイトに関してですが、登録後には保険会社や、販売関係、或いは投資会社等には履歴書を公開しない設定にする事をお勧めします。保険会社は、かなりの頻度で面接希望の連絡を送ってきます。投資会社に関しても、仕事内容について書かれていない怪しげな内容の面接希望のメールを送ってくることもあります。
 そして、この2つのサイトですが、基本的に中国語が解らないと使うのは難しいと思います。ですから、ある程度中国語が使える人向けと言えるでしょう。

 台湾には、あとyes123という転職サイトがありますが、こちらは台湾人のみを対象としており、外国人は登録が出来ません。

 さて、台湾には日本の人材派遣会社もあります。
 代表的なのはパソナです。
 パソナ台湾 http://www.pasona.com.tw/jp/
 日本人スタッフが日本語で対応してくれますので、中国語に難があっても、相談は可能だと思います。

 インテリジェンス台湾 http://jp.inte.com.tw/
 こちらも、サイトから日本語での登録が可能です。

 また、日本の転職サイトでは、リクナビNEXTも海外の仕事が時々あったり、或いはヘッドハンティング会社を通じて海外の企業へのオファーがあります。
 リクナビNEXT http://next.rikunabi.com/

 そして、台湾は中華圏特有のコネ社会でもあるので、友人のツテとかも利用出来る限りは、利用しましょう。

 実際に台湾で採用をされれば、ビザ取得に必要な書類等の指示は、会社側が提示してくれるはずです。給与面に関しても、外国人の労働ビザを得ての就業は最低給与が法的に決まっておりますので、それより低い場合は、会社側に抗議をした方がよいでしょう。
 因みに、日本語教師に関しては、給料がかなり下がります。管轄しているのが教育部らしく、一般の労働ビザとはまた規定が違うらしい、と聞いたことがありますが、実際のところに関しては判りません。

 私自身は、仕事するのであれば、特に台湾に固執するつもりもなく、日本でも中国でも機会があれば、それでいいと思っています。結局は待遇次第と言う事になりますし、そこまで台湾に残る事にこだわりはありません。台湾は実際にお勤めをするには、あまり向いている場所ではない気がします。何か起業したり、商売するのであれば、日本よりもハードルは低いと感じますし、色々とやりやすい面はあるかも知れません。寧ろ、そういった起業や商売を考える方が、ここではいいのかも知れません。
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by ken1horie | 2015-08-07 15:02 | 台湾生活 | Comments(0)