台湾その日暮らし


by ken1horie
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

<   2015年 06月 ( 1 )   > この月の画像一覧

 最近、ちょっと気づいたことがあるので、記事にしておこうと思いました。
 たぶん、これは仕事や、学校に関して当てはまる事だと思うのですが、一番最初につまづくと、その後が嫌になる場合が、往々にしてあると思います。そういう意味において、一年の一学期は、特に重要なんじゃないか、と思いました。
 以前に、4年間のことを記事にまとめてあるので、ここにもリンクしておきます。

 2014年6月 四年間のこと:序言、一年一学期
 2014年7月 四年間のこと:一年二学期~四年二学期
 四年間のこと:番外編

 また、科目選択も最初のつまづきの原因となるので、それに関する記事もリンクしておきます。
 台湾大学での科目選択方法について

 科目選択の記事の中には、人類学系に通っている後輩のブログもリンクしてあるので、そちらも合わせて参考にして下さい。生活方面のこととかも、色々と書いてあるので、役に立つと思います。

 さて、本題に戻って。
 一年の一学期、非常に辛かった記憶があります。中国語が母語ではなく、また英語もダメな自分にとっては、本当に辛い学期でした。しかし、これを乗り切ると、少しは慣れも出てきますし、少しずつ何とか大学生活が回り始めると思います。
 そして、科目選択に関してのなのですが、この学期で受ける必修科目の「史学導論」だけは、退選しないで、必ず受けた方がいいでしょう。と言うより、この科目をこの時に受けないと、後が辛くなります。その辺、他の必修の中国史一や世界史一は、後に回しても何とかなると思います。
 何故、史学導論だけは、一年の一学期で受けた方がいいのか、と言うと、これを受けないとレポートの書き方、歴史の考え方、そして図書館等のリソースの使い方が解らず仕舞いになってしまうのです。台湾大学の歴史学系は、基本的に大量に読んで大量にレポートを書くところ、と言って間違いないでしょう。だから、レポートの書き方や、歴史の考え方、そして我々の遊び場とも言える図書館の使い方等が解らないと、課目をこなせないのです。正に、一番最初に受けるイントロダクションとも言えるこの科目は、後々の勉強に大きく響くのです。
 
 多分、他の学科も、同じようにイントロダクションの科目があると思います。ですから、そういう科目は、一年の一学期に必ず受ける事を強くお勧めします。例え中国語が出来なくても、これだけは何とか考えながら受けておいた方が間違いないでしょう。
 大学の勉強方法は、高校までの勉強方法とはまったく違います。兎に角、自分から動いて勉強しないと、中々結果は得られないと思います。ましてや、台湾大学の歴史学系は、必要閲読量は多いですし、レポートの数も多く、また討論も設定されています。私は日本の大学の事を知りませんが、聞き伝えでは、日本の一般的な大学とは、大きく違うとの事で、科目の内容は日本に比べるとかなり重いらしいです。
 大学院に来る方は、ある程度その辺は覚悟の上で来られると思います。しかし、大学部は必ずしもそうではないだろう、というのが、今まで台湾大学で過ごしてきた中での印象があります。ですから、今台湾大学で学ぶ事を考えている方は、そのメリットとデメリットをよく考えて選択してほしい、と思います。
 人類学系の後輩も、ブログで真面目にやるもやらないも、本人次第と言っていますが、私も全くその通りだと思っています。

追記
 台湾大学の総合図書館に東京大学教養学部歴史学部会が編纂した「史料学入門」という本があります。この本も歴史を学ぶ上で、大変参考になる内容です。大学一年の一学期は非常に大変で時間が中々取れないと思いますが、この本も早めに読んでおくと、講義を受ける時に、別な発見があるかも知れません。歴史研究にとって、史料が如何に重要なのか、また史料そのものが、どういう経過を経て現在に残されているのか、また史料自体の問題についても、解り易く解説されています。そういう意味では、歴史を学んでいる方以外でも、歴史に興味がある方であれば、面白く読める本であると思います。
 また、史学導論で使用するE. H. Carrの「What is History?」の邦訳本も、台湾大学の総合図書館には置いてあります。実際に講義を受ける時に、邦訳本を中国語翻訳本や英語の原書と照らし合わせて読むことも出来ます。台湾大学は確かに日本の大学ではありませんが、図書館には日本の書籍が豊富に取り揃えてあります。こういった書籍を利用する事も、また勉強方法の一つであると思います。
[PR]
by ken1horie | 2015-06-11 14:31 | 台湾大学留学 | Comments(0)