台湾その日暮らし


by ken1horie
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四年間のこと:二年二学期

 二年の二学期に受けた講義は、世界史(四)(フランス革命から第二次世界大戦後まで)、台湾史(下)(清朝末期から日本の第二次世界大戦の敗戦まで)、中国史学史(下)、台湾史文献選読(1603-1895)、基督教倫理、当代基督教歴史與文化、認識台湾:空間資料分析、羽球中級(バドミントン)、服務学習(二)課業補導の合計19単位でした。
 先輩から中国史(四)は重いし、教授も定年で来年は変わるから、来年受けた方がいい、と言われたのですが、実はこれが大失敗で、次の年には更に講義内容が重くなり、この中国史(四)は四年生の二学期に、最後に残った必修科目として受ける事になりました。この学期は、必修科目、系内選択、通識科目と、バランスよく取れた反面、単位数が19単位となり、この学期から学期中は、友人とどこかへ遊びに行くことを基本的に放棄することにしました。それが、基本的には卒業まで続く事になるとは、この時には想像もしていませんでした。

 世界史(四)は、それなりになんとかやって、それなりの成績を収めた必修科目でした。私は全体的に必修科目の成績があまり良くなかったのですが、これは間違いなく自分の興味が薄い科目にはっきりと表れる現象でした。それでも、単位を問題なく取れ、成績もそれなりでしたので、最後にホッとした記憶があります。
 台湾史(下)は、前学期と同じ教授が開講した科目でした。日本統治時代の台湾に関する歴史は、やはり自分が日本人である為に、興味が尽きないな、と講義を通して感じた部分がありました。
 中国史学史(下)も、前学期と同じ教授が開講した科目で、この一年間を通して受けた科目なのですが、正直言うと、講義を受けた当時は、あまりこの科目の重要性とか、内容に関してそれなりに把握していた、理解していたとは言い難い部分がありました。しかし、この講義を受けたのは、後々になって効いている気がします。日本統治時代の台湾の歴史を知るとしても、中国史的な知識は必要で、そういう部分では、この講義で得た事柄は、以後感覚的に役に立っている部分があります。
 台湾史文献選読(1603-1895)は、この学期中一番重かった科目でした。毎週文献の分析をして、それをグループレポートするという内容で、その文献も一次資料だったものですから、ある意味歴史研究の初歩的訓練とも言える講義内容でした。また、この科目の教授は台湾史研究ので有名な周婉窈老師で、全く手を抜けない科目でした。しかし、この講義を受けてから、少しずつ文言文(所謂中国の古典文章)の読み方を少しずつ身に着ける事が出来る様になった部分があり、資料の分析方法を学ぶには、とても良い科目でした。
 基督教倫理は、通識課程の科目で、何となく選択した科目でしたが、敬虔なクリスチャンってこんな感じなのかなぁ、と思いながら受けつつも、キリスト教を理解する上では、面白い内容の科目でした。因みに私は期末テストで散々言いたいことを書いたのですが、それでも良い成績がもらえたのは、多分講義内容を理解した上で、それに対する反論を書いたから、なのかも知れません。とは言え、余談ながら私の宗教観は、仏教徒的であるというより、キリスト教徒的(それもプロテスタント系)に近いんじゃないのか、と最近思うことがあります(宗教信仰を聞かれれば、仏教徒であると答えますが)。
 当代基督教歴史與文化は、一年一学期に受けた古代基督教歴史與文化の続きとも言える講義内容で、教授も同じ方でした。講義内容も、宗教革命以降、現在に至るまでのキリスト教の問題等が含まれ、また他宗教との衝突についても講義では話していました。「宗教が政治化してから、他宗教との衝突が起こった。宗教が政治化しなければ、他宗教との衝突は起こらない。」と講義でやるせなさそうに話されていた事が、今でも印象に残っています。
 認識台湾:空間資料分析は、実際の資料を基にして、それを分析する講義内容でした。どちらかというと、統計学的な内容の科目でしたが、通識課程の科目でありながら、毎週宿題があり、内容的には軽くない講義でした。しかしながら、統計の基礎的な感覚が、それなりに理解できた部分もあり、またデータの読み方にも触れることが出来、個人的には面白かった記憶があります(とはいえ、相変わらず自分の数学能力の無さには泣けましたが)。
 羽球中級は、前学期に引続いて選択しました。これで、体育の必修を終わらせることが出来ました。
 服務学習(二)課業補導は、毎週土曜日に、経済的に恵まれてない小学生の宿題を見る内容でした。私は外国人で、中国語が母語ではない為に、小学生低学年の算数を見たりしていましたが、小学三年生の国語(中国語)の宿題でも、成語(四文字熟語等)が多く出てきており、びっくりした記憶があります。また、台湾の貧富の差を知るいい機会でもありました。とは言え、やはりこの服務学習、面倒な科目だな、と思った部分もありました。

 この学期から、忙しくなった事は間違いありません。とは言え、忙しくなると余計な事を考えないで済むな、と思ったことも間違いなくて、その忙しさ故に、講義に集中できた部分がありました。この学期から、私の成績も徐々に上がり始め、それは中国語がかなり聞き取れる様になった事と、自分の興味のある科目が多く取れる様になった事が、プラスに働いていったのかも知れません。実際に、この学期以降から、自分自身色々と、知る、学ぶことの楽しさを感じる機会が多くなったのは、間違いないと思います。
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by ken1horie | 2014-07-11 13:59 | 台湾大学留学 | Comments(0)