台湾その日暮らし


by ken1horie
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4年間のこと:一年一学期

 一年の一学期に受けた講義は中国史(一)(古代〜魏晉南北朝の手前まで)、世界史(一)(古代〜ローマ帝国の東西分裂辺りまでだったかな?)、史学導論、国文(上)、英文(一)、体育(一)の合計16単位で、全て必修科目でした。講義の選択システムが全く分からなくて、何もせずに自動的に選択される必修だけを受ける形でした。後から知ったのですが、15単位以上講義を選択しないと、自動的に退学になってしまうとのことでした(しかしながら、事情がある場合は認められます)。

 実を言うと、大学入試前に学生による入学アシストのボランティアを申請していたのですが、そのボランティアの方がずっと中国へ行っていて、連絡も取れず、結局入学までの事は全て自分で何とかしてしまいました。結局自分の場合はボランティアの方にお世話になる事は、殆どなく、一度だけ一緒にお昼ご飯を食べたくらいで、その後も連絡を取ることもありませんでした。とは言え、一応不安があれば、入学前にはボランティアは申請をしておいた方がいいかも知れません。しかし、大きな期待はしない方がいいと思います。

 実際に、講義が始まってから、びっくりした事は、中国史(一)で最初に配られた資料が、簡体字だったことと、指定の教科書の内容が文言文(古典の書体)に近い文章のものだったことでした。自分の場合は、日本では中国語を学んでおらず、台湾で一から始めたので、簡体字は全く読めませんでした。また、中国語の古文の基礎知識もなかったので、読むこと自体が大変でした。そして毎週読む指定閲読類も少なくなく、また二週間に一回の割合で討論クラスもあり、その時だけは、きちんと指定閲読資料を読んでおかないと、討論で発言はしなくても、周りが何を言っているのか判らない、なんてことにもなりかねませんでした。
 そんな風に重い講義内容の中国史(一)でしたが、TAと教授に助けられました。本当に何度か挫けそうになったのは間違いなくて、でも何とかやり通せたのは、やはり教授とTAの助力があってだと思います。

 世界史(一)に関しては、教科書は英語の物らしいと聞いていたので、それほど衝撃は受けなかったのですが、自分の英語力のなさに関しては、もう笑うしかないくらいでした。世界史(一)も討論のクラスがありましたが、中国史(一)みたいに重い内容ではなく、また図書館にある世界史の日本語書籍等も利用しました。
 史学導論も、TAに助けられた部分が少なくありませんでした。史学概論の指定閲読書が、E.H.Carrの「What is History?」だったのですが、これの中国語訳本の外国人名や外国地名が中国語で書かれている部分が、最初判り難かった記憶が、今でも残っています。しかしながら、レポートの書き方や、サマリーの書き方、注記に関してはシカゴスタイルで、等々、基礎的な内容の講義であったことは、間違いありませんでした。

 国文(上)は、外国人学生専用のクラスでした。講義内容が、中国の古典や文学を主に扱った内容だったので、私には楽しい講義内容でしたが、理系や中国語力があまり高くない学生からは不評でした。
 英文(一)は外国人と華僑生の専用のクラスで、何とか単位を落とさずに済んだ、という感想しかありませんでした。本当に自分の英語力のなさを痛感しました。
 体育(一)ですが、やはり年齢によるものなのか、18歳の同級生たちと一緒に受けていて感じたのは、明らかに体力差が判る事でしょうか。本当に自分が若くない事に対して、苦笑い続きでした。

 私は師大国語中心で、二年間中国語を勉強して、最後は一番上のレベルのクラスで勉強していたのですが、それでも一年の一学期は本当に教授や、同級生が何を言っているのか判らなくて、大学と語学学校の違いを痛感した学期でもありました。それでも何とか単位を一つも落とさずに、この一学期を終えた事は、自分にとって大学生活を続けていく上での自信に繋がったことだけは、間違いありませんでした。
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Commented by なる at 2014-07-02 15:34 x
こんにちは。初めまして。
今年9月から台湾大学へ入学する者です。

お聞きしたいことがあるのですが、入学後すぐに行われる中国語能力試験と英語能力試験はどのようなものでしたか?
選択式(マークシート)問題なのかどうか、難易度はどのくらいのレベルなのかなど、何か知っていることがあれば是非教えていただけると嬉しいです。
Commented by ken1horie at 2014-07-03 12:38
難易度ですか。
4年前の自分が受けたときのイメージしかありませんが、それでよければ。
中国語の能力試験は台湾の華語文能力測驗の流利級くらいで、テスト方式も似た様な形でした。
英語の試験ですが、多分日本ですと英検の準一級くらいの内容じゃないですかね。台湾の全民英検の中高級くらいの内容なので。それの初試の内容に近いです。
どちらも、基本的には選択式のテストだった記憶が有ります。
Commented by なる at 2014-07-03 22:56 x
ありがとうございます。非常に参考になりました。

英語については、英検準一級レベルですか…難しいですね。
ちなみにken1horieさんは手応えいかがでしたか?
私は英語が苦手なので今から心配しています...勉強はしているのですが。
特にここ数年は中国語ばかり勉強していたので脳が完全に中国語モードになっています(-_-;)
Commented by ken1horie at 2014-07-04 01:04
中国語のテストに関しては、これにパスしないと、1年間語学中心での中国語を受ける事になりますが、英語に関しては、英文(一)のクラス分け(当然成績が良ければ、英文(一)を受ける必要はなくなった筈ですが、ちょっとその辺までは覚えていません)の為のテストなので、あまり気にしなくてもいいと思いますよ。
私は、中国語の試験はパスして、一年生から国文(上)を受け、英語に関しては外国人学生と華僑生が一緒になった英語出来ない組のクラスで授業を受けました。とは言え、台湾大学の学生でも英語は苦手な学生はいるので、あまり気になされない方がいいと思いますよ。
Commented by なる at 2014-07-06 22:13 x
そうなんですね。 あまり気にしないようにします。
色々教えてくださってありがとうございました。
ブログ、これからも参考にさせて頂きます^^
Commented by ken1horie at 2014-07-07 18:39
ただ、実際に英語自体は、講義によっては必要ですし、卒業条件にも絡んできますので、やれるんであれば、やっておいた方がいいですよ。今から心配するより、やれるんでしたら、少しずつやっておいた方が、後で楽になりますから。
Commented by cat at 2014-08-26 03:32 x
わたしも9月から台湾大学の学部生になります。
ひとつ質問させてください。
昨日の選課の結果を調べたら、国語と外国語を除いた単位数が18となっていました。ここに先の二科目の単位数を足すと24単位となり、筆者様の16単位より8も多く単位をとることになってしまいます。加えて、私は中国語を半年間、語学学校の中級のレベルまでしか勉強しておらず、また履修する科目の知識も深くはありません。
このような状況で24単位分も履修して、すべての単位を取るというのはやはり難しいでしょうか。筆者様は16単位分を履修してみて、大変だと思われましたか?
どうぞ回答をよろしくお願いします。
Commented by ken1horie at 2014-08-26 13:28
catさん
歴史系の後輩で華僑入学された方がいますが、catさんと同じように半年の中国語学習で入学した為に、現在大変苦労されています。また、選課の時に、シラバスも同時に見る事が出来ますが、シラバスに講義内容や、レポートの内容とかも書かれているので、それで判断するしかありません。
因みに、国語に関してですが、外国人学生であれば、入学前に中国語と英語のテストがあり、その結果では、履修できない可能性があります。その場合は、週に2回、語学中心で中国語の講義を受ける必要があります。1回3時間だった筈で(筈と言うのは、私は中国語のテストをパスしたので、語学中心では中国語を受けなかったので、人づてに聞いた内容でしかないのです)、それの負担等を考えると、国語が履修できなくても15単位以上を確保する、という方法が無難かも知れません。
ただし、学期が始まってから無理だと思えば退選と言う方法もできますので、多めに選択しておいて、学期が始まってから履修を辞退する方法もあります。
一応、その辺も含めて、簡単にまとめてはおいたので、こちらも参考にしてみてください。
http://iso64.exblog.jp/21035690/
Commented by cat at 2014-09-09 21:50 x
ご返事ありがとうございます。 
また質問で申し訳ないのですが、その語学中心の中国語というのは単位認定されるものなのでしょうか。
わたしは必修と必帯で20単位と、だいぶ多くなってしまうので、それ以上はとらないことにしたいと思います。どうもアドバイスありがとうございました。とても助かりました・
Commented by ken1horie at 2014-09-09 23:21
catさん
単位認定されません。必要とされる中国語力が足りない、と言うことで受ける内容ですから。だから、中国語力テストは、出来ればパスしたいんです(私は運よくパスして、この語学中心の中国語は受けていません)。

その、語学中心で受ける中国語を受けて、それにパスして、初めて必修の国文を履修することが出来るとのことです(わたしは、そう聞きました)。つまり、この語学中心での中国語にパスしないと、必修の国文が受けられずに、卒業が出来ない、ということにもなります。

実際に自分は、この語学中心の中国語を受けてないので、内容とかについては全く判らないのですが……。
Commented by ken1horie at 2014-09-10 22:32
catさん
この語学中心での中国語を受けた後輩から事情を少し聞きました。

実際の教室は、語学中心ではなく、一般の講義が行われる教室で行われたとのことでした(もしかして、色々と場所があるのかもしれません)。
あと、単位認定されない為に、学生のモチベーションも低かったと。しかしながら、色々な外国人学生と知り合ういい機会だったとの事でした。

私は、外国人学生の知り合いは殆どいませんし、日本人学生の知り合いも殆どいません。そういう意味では、面倒な中国語のクラスも、友人を作るとかの面では、メリットがありそうですよ。
by ken1horie | 2014-06-26 23:22 | 台湾大学留学 | Comments(11)